消化器外科

診療内容

  • 消化器外科
  • 専門外科(ヘルニアなど)
  • 腹部外傷外科
  • 急性外科疾患

特色

 湘南地区の藤沢市で唯一の公立病院であり、また地域がん診療連携拠点病院に認定、2006年より救命救急センターも併設され、癌治療と救急医療を中心に行っています。
 消化器疾患は消化器内科と緊密に連携し治療方針を決定しています。
 悪性疾患手術の待ちの時間の短縮に努めて、入約から手術まで約2週間として、患者さん中心の診療、手術を行っております。

症例数・治療・成績

 2013年の入院手術例は778例で、その内消化器疾患は503例です。
 また救急手術も180例行っております。

消化器悪性疾患の内訳

食道癌
 年間5-10例
胃癌
 年間70-80例でstage別5年生存率Ia:100%, Ib:86%, II:81%, IIIa:40%, IIIb:35%, IV:9%です(図1)。
 2010年より、早期胃癌に対して腹腔鏡下手術を開始しました。

(図1)胃癌術後累積5年生存率
図1

大腸癌
 年間110-120例でそのうち結腸癌が60-80例、直腸癌が30-40例です。
 stage別の5年生存率では、結腸癌は0:86%, I:100%, II:92%, IIIa:70%,IIIb:65%, IV:18%(図2)で、直腸癌は0 :100%, I:94%, II:90%, IIIa:53%, IIIb:43%, IV:20%(図3)です。
 胃癌、大腸癌とも全国平均と遜色ない結果であり、一部は全国より好成績です。
 近年、大腸癌(結腸、直腸)の増加が著明です。当院では日本内視鏡外科学会技術認定医(大腸領域)が、原則すべての腹腔鏡下手術で指導医として入っており、安全で根治性の高い手術を施行しております。
 腹腔鏡下大腸手術は、2010年には35例、2011年には66例、2012年には67例、2013年は104例と年間100例を超えており、現在大腸癌の76%が腹腔鏡下手術です。

図2

図3

(図2)結腸癌累積5年生存率
図4

(図3)直腸癌累積5年生存率
図5

(図4)腹腔鏡大腸手術
図6

肝胆膵の悪性疾患
 年間50例弱で肝葉切除を含めた肝切除や膵頭十二指腸切除も積極的に行っております。
 化学療法も術後また再発後に、全国規模の多施設共同研究にも参加しており、入院または外来の化学療法室を利用して積極的に治療しています。2012年には肝切除は年間34例を超えています。
乳癌
 年間50-80例でそのうち約50%強が乳房温存術を行っております(図5)。腫瘍のサイズからみた5年生存率も約60-90%以上です(図6)。
 また2009年から色素法によるセンチネルリンパ節生検を導入しております。
 2012年は、95例の乳癌の手術を行いました。そのうち、60例の温存術中49例にセンチネルリンパ節生検を行いました。

(図5)当院における乳房温存術の割合(%)
図7

(図5)当院での手術成績:2001年から2006年(腫瘍の大きさ別)
図8

その他
 救命救急センターが2006年12月から稼働したことにより、急性腹症や腹部外傷など救急手術の件数も年々増加しております。

外科手術症例数(2008年~2013年)

2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年
食道 食道癌 4 4 4 6 9 9
その他 1 0 1 2 2 3
胃癌(全摘術) 86(19) 89(25) 70(21) 76(17) 64(20) 66(15)
その他 11 4 5 12 6 6
大腸 結腸癌 71 105 78 97 75 98
直腸癌 38 57 45 35 33 38
その他 11 11 7 15 10 15
肝臓 原発性肝癌 1 2 8 7 15 5
転移性肝癌 2 6 12 9 17 10
その他 3 3 1 3 3 1
胆道 胆嚢癌 6 7 4 3 2 1
胆管癌 2 2 3 3 5 4
乳頭部癌 3 2 2 0 4 4
胆嚢結石、ポリープ 104 94 103 94 114 95
胆管結石 2 3 2 1 3 1
その他 0 1 1 2 1 0
膵臓 膵臓癌 2 10 5 6 2 9
その他 4 4 1 1 1 0
乳腺 乳癌(温存術) 68(31) 80(46) 74(40) 83(42) 97(61) 81(59)
急性腹症 虫垂炎 60 63 60 79 92 59
絞扼性イレウス 4 9 14 10 13 12
消化管穿孔 11 22 22 27 39 30
外傷 3 4 3 3 4 4
ヘルニア ソケイヘルニアなど 98 81 121 102 98 155
腹腔鏡下手術 胆嚢 80 47 70 61 84 62
結腸・直腸 4 12 35 66 67 104
総手術数 695 798 741 734 830 778
救急手術数 119 132 136 153 174 180

 最近の手術件数は概ね800件前後を推移しており、救急手術は増加傾向で2013年は年間180件でした。
 当院の特徴としては腹腔鏡手術が多く、2013年は胆摘96例中62例(65%)、大腸癌136例中104例(76%)でした。 また、肝、胆、膵領域では血管合併切除など高難易度手術を行っております。

スタッフ

役職 氏名 専門領域 専門医/認定医
診療科主任部長
医療支援部長
患者総合支援センター長
山岸 茂 消化器外科
大腸外科
内視鏡外科
日本外科学会外科専門医・指導医
日本消化器外科学会消化器外科専門医・指導医
日本内視鏡外科学会技術認定医
日本消化器病学会消化器病専門医
日本大腸肛門病学会専門医・指導医
日本がん治療認定医機構暫定教育医
専門医長 牧野洋知 消化器外科
上部消化管外科
内視鏡外科
日本外科学会外科専門医・指導医
日本消化器外科学会消化器外科専門医・指導医
日本食道学会食道科認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本胃癌学会代議員
専門医長 大田洋平 消化器外科、
肝胆膵外科
日本外科学会外科専門医
日本消化器外科学会消化器外科専門医
日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
日本消化器病学会消化器病専門医
検診マンモグラフィ読影認定医A
専門医長 浅野史雄 一般外科
消化器外科
小児外科
日本外科学会外科専門医
日本消化器外科学会消化器外科専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本小児外科学会小児外科専門医
検診マンモグラフィ読影認定医
専門医長 田 鍾寛 消化器外科 日本外科学会外科専門医
日本消化器外科学会消化器外科専門医
日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
  増田太郎 救急外科
一般外科
日本救急医学会救急科専門医
日本DMAT隊員
(救急外科) 小崎 良平 消化器救急外科 日本外科学会外科専門医
日本救急医学会JATECインストラクター
日本救急医学会ICLSインストラクター/ディレクター
NDLSインストラクター
国際緊急援助隊医療チーム登録隊員
  小倉巧也 一般外科  
  川島 圭 一般外科  
  河内大倫 一般外科  
非常勤医師 佐原康太 一般外科  
非常勤医師 本庄優衣 一般外科  

外来予定表

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牧野
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