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2011年4月25日号 広報ふじさわ…市政情報   〔 3 / 16 page 〕

すべての子どもに読書の喜びを

「ふじさわ子ども読書プラン2015
第2次藤沢市子ども読書活動推進計画」ができました

すべての子どもに読書の喜びを



子どもたちがさまざまな本に出会い、自ら本の楽しさを発見できる機会や環境の整備を目指して、「ふじさわ子ども読書プラン2015 第2次藤沢市子ども読書活動推進計画」を策定しました。

問い合わせ  総合市民図書館【電話】( 43)1111 、【FAX】( 46)11 30



※「ふじさわ子ども読書プラン2015 第2次藤沢市子ども読書活動推進計画」は、各市民図書館・市民図書室でご覧になれます。また、市のホームページの総合市民図書館のページからもご覧になれます

計画の策定にあたって

 子どもや家庭を取り巻く状況は、メディアの発達・普及による情報化の進展、ライフスタイルの多様化などにより変化し続けています。このような変化に伴い、本を読んだり文章を書いたりする機会が減少し、「読書離れ」や「活字離れ」が指摘されています。

 市では、市民公募委員2人を含む17人の委員で構成する「子ども読書活動推進計画策定委員会」で「藤沢市子ども読書活動推進計画」(第一次計画)の改定を進めてきました。

 この結果、「ふじさわ子ども読書プラン2015 第2次藤沢市子ども読書活動推進計画」では、第一次計画に引き続き「すべての子どもたちが本に親しむことができる環境の整備」を目標に、「みんなで伝えよう 読む楽しさ! みんなで育もう 読む力!」を計画推進のキャッチフレーズとしました。また「すべての子どもを『読書』の楽しさへ誘う」「子どもの『読む力』を育み、伸ばす」「地域の力をつなげる」という3つの視点を加えました。

 さらに子どもの発達段階に応じた取り組みを進めるために、家庭・学校・地域・ボランティアなど社会全体で子どもの読書活動を支えます。市民の皆さんとの協力・連携を強化し、すべての子どもがかけがえのない一冊の本に出会うことを願って、さまざまな施策に取り組みます。


子どもと本をつなぐために

「ふじさわ子ども読書プラン2015 第2次藤沢市子ども読書活動推進計画」
で取り組む施策の一部をご紹介します



ブックスタートなど乳幼児と保護者に向けた支援

ブックスタートなど乳幼児と保護者に向けた支援

 ブックスタートはすべての子どもと保護者が、絵本を介して肌のぬくもりを感じながら言葉と心を通わす時間を持つことを応援する事業です。子育て支援課・こども健康課・図書館・ボランティアが連携し、子育て支援施策の一つとして1歳6カ月児健診時に行っています。

 会場では、子どもと保護者一組ごとに絵本の読み聞かせを楽しんでもらい、絵本1冊と市の子育て支援事業のお知らせなどの入ったブックスタートパックを手渡ししています。

 今後は、乳幼児健診など各種母子保健事業とも連携し、子どもと読書に関する啓発パンフレットやブックリストの配布を行うなど、さらに事業を充実させていきます。



中学・高校生世代のためのサービスの充実

 中学・高校生などのティーンエイジャーは、音楽やスポーツなど興味や関心が多様化する時期です。その世代の子どもたちが、自分にふさわしい本に出会うことができるよう、市民図書館ではさまざまな分野の本をそろえて「Young Adult(YA)コーナー」を設置しています。

 さらに中学・高校生の職業体験、インターンシップ、ボランティアなどを積極的に受け入れ、子どもたちの意見を生かしてサービスを充実させていきます。





地域のさまざまな場における図書資料の充実とおはなし会

 市民図書館・図書室では、児童書の充実を図るとともに、わらべうた、絵本、紙芝居など、年齢層に合わせたさまざまなプログラムのおはなし会を開き、子どもたちに本の楽しさを届けています。季節や行事に合わせた、特別なおはなし会を行うこともあります。

 さらに小学生にとってより身近な施設である児童館、地域子供の家、児童クラブなどでも、市民図書館からの団体貸出や、おはなし会の開催に取り組むなど、さまざまな場面で読書に親しめる環境づくりに努めます。



学校図書館の充実

学校図書館の充実

 小・中学生にとって一番身近な読書環境である学校図書館の充実を図るため、市民図書館から学校への団体貸出など、市民図書館と学校との連携事業を行っています。

 また学校図書館では子どもと本をつなぐ人の存在が不可欠です。司書教諭に加え、今年4月には学校図書館専門員も市内小・中学校全校への配置が完了しました。

 司書教諭と学校図書館専門員、そして学校図書室支援ボランティアとの連携のもと、子どもにとって魅力があり利用しやすい『本がある 人がいる 行ってみたくなる』学校図書館づくりに取り組みます。



読書活動を支える人材の育成と支援

 子どもの読書活動を支えていくためには、子どもの生活のさまざまな場面でいかに多くの大人が関わっていくかが大きな鍵であり、地域社会全体が「子どもと本をつなぐ人」となることが重要です。

 本市では子どもと読書に関わるボランティアの活動が活発です。これまでも図書館・図書室おはなし会ボランティア、ブックスタートボランティア、学校図書室支援ボランティアなどの交流会や研修会を開催するなど、ボランティアの情報交換や研修機会の充実に取り組んできました。

 今後も関係機関などとの連携を図りながら、子どもと読書に関する活動の支援や人材の育成に努めます。

こどもの読書週間

 4月23日は「子ども読書の日」、4月23日〜5月12日は「こどもの読書週間」です。

 子どもたちにもっと本を読む場所を、との願いから、「こどもの読書週間」は1959年に誕生しました。開始当時より、図書館・書店・学校を中心に、子どもたちに本を手渡しするなどの行事が行われてきました。

 「こどもの読書週間」は子どもに読書を勧めるだけでなく、大人にとっても子どもの読書の大切さを考える良い機会です。

 期間中、市民図書館では、館内に掲示された「本の木」に自分の好きな本を紹介してもらう「みんなで作ろう!本の木」やおはなし会などを行います。皆さんでお出かけください。



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