特集 いじめを許さない文化と風土をつくりましょう
市では、いじめのない社会の実現を目指し、子どもをいじめから守るための基本理念や社会の役割などを定めた条例を制定し、4月1日に施行しました。
問い合わせ 人権男女共同参画課【電話】内線2132
いじめは、子どもの人権を侵害し、心身の健やかな成長を妨げるだけでなく、時に命に関わる重大な事態に至ることもあります。
市では、社会全体で子どもをいじめから守るため、市、学校および保護者の責務に加え、学校以外の子どもに関する施設・団体、市民、関係機関の役割などを定めた藤沢市子どもをいじめから守る条例を施行しました。
条例の施行を契機に、市全体で主体的にいじめ防止に取り組み、相互に連携していじめを許さない文化と風土をつくりましょう。
※条例の全文は、人権男女共同参画課、教育指導課、各市民センター・公民館などで配布しているリーフレットをご覧になるか、市のホームページの人権男女共同参画課のページをご覧ください
※リーフレットは小学生(低学年・高学年)、中学生、高校生以上を対象にした4種類があり、市内の小・中・特別支援学校、高校で配布しています
条例のここがポイント
ポイント1
市内在住・在学の18歳以下の子ども全てをいじめから守ります。
ポイント2
いじめとは、対象となった子どもが心身の苦痛を感じる行為およびその行為に気付いたときに心身の苦痛を感じる行為のことです。
ポイント3
学校以外の施設・団体(※)、市民の方も連携して子どもをいじめから守る地域社会を目指します。
※幼稚園・保育施設や放課後児童クラブ、子ども会、文化・スポーツ団体などの学校以外の子どもが在籍する全ての施設・団体
社会全体で子どもをいじめから守りましょう
保護者
いじめが許されない行為であることを子どもに理解させ、子どもの変化を見逃さないよう努める必要があります。
学校
自分も他の人も大切にする子どもを育むとともに、いじめに対して適切かつ迅速に対処し、いじめで苦しむ子どもがいなくなるよう取り組みます。
子ども
自分も友達も大切にすること、いじめを受けたときや見聞きしたときは、すぐに家族や友達、先生などに相談することを心掛けましょう。
関係機関
市・学校・保護者などと連携して、いじめ防止に取り組みます。
市・教育委員会
子どもをいじめから守る施策を実行するとともに、社会全体への意識啓発を図るなど、子どもが健やかに暮らせる環境の整備に努めます。
市民・地域社会
学校以外の施設・団体
子どもが健やかに暮らすことができるよう、子どもたち一人一人の変化に気を配り、関心を持ち続けることが大切です。
ひとりで悩まず相談しましょう
いじめ相談ホットライン【電話】(25)2500
いじめ110番【電話】(81)8111
24時間 365日相談できます
学校教育相談センター
【電話】(90)0660
〈日曜日、祝日を除く午前9時~午後5時(土曜日は正午まで)〉
子どもの人権110番
【電話】0120(007)110
〈土・日曜日、祝日を除く午前8時30分~午後5時15分〉
いじめ相談メール
市のホームページのトップページ「いじめ相談メール」からアクセスできます
教育指導課
【電話】内線5221
〈土・日曜日、祝日を除く午前8時30分~午後5時〉
条例の制定を記念して講演会を行いました
6月30日、市民会館で藤沢市いじめ問題対策連絡協議会会長松田素行氏を講師に迎え、「いじめのない社会をめざして~いじめを許さない文化をつくる」と題した講演会を行いました。
講演から
藤沢市が施行した条例は、従来の市や学校、保護者などだけに焦点を当てたものとは異なり、地域全体で子どもをいじめから守るという姿勢が感じられます。
条例を制定するだけでなく、市民の皆さんに関心を持ってもらえるよう条例を「ですます調」で読みやすくした点も評価できます。
是非、いじめのない藤沢市を目指して、みんなで取り組んでいきましょう。
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