総務
民生
建設
文教
環境・災害対策特別委員会
行政改革等・都市整備両特別委員会
請願・陳情の処理状況

City Fujisawa
議会のしおり
議会報目次



建設

大雨に対する治水事業

下水道施設の改善を

 建設常任委員会は、6月12日に開催され、陳情2件を審査した。
 その結果、1件が趣旨了承、1件が趣旨不了承と決定した。
 また、藤沢市都市防災基本計画について報告を受けた。

〇白旗1丁目地区の治水事業についての陳情


 この陳情は、ナイスパークステイツ藤沢管理組合から提出されたもので、一刻も早く雨水・汚水施設の改善と治水対策を求めるもの。

〈市の説明〉
 雨水排除計画では、白旗1丁目地区は、東部処理区の伊勢山辺排水区の中にあり、伊勢山辺の斜面地及び白旗廻りの低地部から成っている。低地部が浸水地区であるため、斜面地と低地部とを分離して雨水を排除することとし、斜面地は自然流化で境川に直接放流し、自然排水の不可能な低地部は雨水ポンプ施設により排除する計画である。 一部の管渠が未整備のため、斜面地から低地部に流れ込む雨水が相当量あり、この量を減らし低地部の浸水の低減を図る対策として、斜面地の雨水管渠整備などを計画的に進めたい。 また、本処理地区は、汚水と雨水を別々の管で流す分流方式であるにもかかわらず、雨天時に汚水管に流入する下水の量が数倍にふえることがあり、下水が大清水浄化センター内に流入し切れなくなり、周辺道路上にあふれ出すことがある。 このように雨天時に汚水管内に侵入する雨水等の不明水の原因追及のため、宅地内排水設備の誤接続箇所の改善等を行ってきたが、不明水が減らないため、今後も不明水対策に取り組んでいく考えである。

 (趣旨了承と決定した)

 


総務

 

証明書等の性別欄撤廃を検討

性同一性障害者が要望

 総務常任委員会は、6月17日に開催され、陳情七件を審査した。
 その結果、2件が趣旨了承、5件が趣旨不了承と決定した。
 税源移譲を基本とする三位一体改革の早期実現に関する意見書の提出について審査し、国への意見書を提出することに決定した。
 また、(1)藤沢市における重症急性呼吸器症候群(SARS)への対応(2)藤沢市個人情報保護条例の改正経過(3)住民基本台帳ネットワークシステムの本稼動・・以上3件について報告を受けた。

〇性同一性障害をかかえる人々が、普通にくらせる社会を実現することを求める陳情

 この陳情は、本市の住民から提出されたもので、市に対して、印鑑証明など、性別欄の存在する証明書や申請書などからの不必要な性別欄の撤廃等4項目の実現を要望し、また、国に対して、性同一性障害の治療に健康保険の適用及び診断、治療が可能な医療機関の拡充等5項目に関する意見書を提出してほしいというもの。

〈市の説明〉
 性同一性障害とは、自分が身体的、社会的にどちらの性別であるかを認識していながら、精神的には自分自身の身体的、社会的な性別に違和感を抱き、または反対の性別に属していると感じ、それにより強い精神的な藤を覚え、精神の性別と生まれ育てられてきた性別との間に生ずる適応の障害である。そのため、医学的、心理的、社会的、家族的及び経済的なさまざまな問題を抱えている。 本陳情は、人権問題として、性同一性障害を持つ方への必要な法整備と社会環境の整備を
求めるものである。 まず、性同一性障害の人々に対しての人権問題については、一人ひとりが人権意識を高めるよう今後も人権啓発を進めていきたい。
 次に、地方自治体で実現可能なものとして、次の4項目を検討することにした。(1)申請書・証明書などの性別欄設定の状況については、現在本市の申請書は、1700件を超えており、印鑑証明書を含めて、申請書・証明書の性別欄の撤廃を検討していきたい。(2)選挙における本人確認については、選挙人名簿に基づき行っており、公職選挙法により性別の記載が義務づけられているが、本人確認の方法を検討していきたい。(3)市職員に対する研修については、行政に携わる者は性同一性障害の方を含め、さまざまな障害者に対し認識を深め、行政からのサービスを向上させていく必要があることからも、一層理解を深めるよう務めていきたい。(4)学校における取り組みとしては、児童生徒への対応としては、単に性別で区別をしない、また、性別でなく、一人づつの個性を重視するという基本的な考え方に立っている。 また、教職員に対しては、専門家による研修を実施し、理解を深めるよう努力したい。 国への意見書提出の各項目については、今後の検討が可能な事項であると考えられる。

 (趣旨了承と決定した)


誰もが普通に暮らせるよう制度の充実を




民生

 

市民病院にアレルギー科設置を

緊急時の迅速な対応を要望

 民生常任委員会は、6月13日に開催され、陳情7件を審査した。
 その結果、2件が趣旨了承、5件が趣旨不了承と決定した。
 また、藤沢市の保健所政令市移行に係る覚書の締結について報告を受けた。

〇藤沢市民病院にアレルギー科設置を求める陳情

 この陳情は、アレルギっ子の親の会から5445人の署名簿を添付して提出されたもので、アレルギー専門医による的確な診断、治療、並びに生活指導等を受けられるよう地域医療の中心となる藤沢市民病院に、アレルギー科を設置し、緊急時には迅速な対応と処置が図られる体制を整えてほしいというもの。

〈市の説明〉
 藤沢市民病院は、昭和46年10月の開院以来、地域の基幹病院として地域の医療機関との連携のもと、紹介、逆紹介による急性期医療を積極的に推進し、地域医療に貢献してきた。 現在、小児科には11名の医師を配置し、外来診療と小児救急24時間診療、さらに、45床の一般病床と新生児、未熟児病床の入院診療を行っている。このような状況のなかで、アレルギー性疾患の患者には、小児科、呼吸器科、皮膚科、耳鼻咽喉科など臓器別診療各科で症状に応じた診療を受けていただいているところである。 昨年度1年間で当院で受診された患者7万3598人のうち、アレルギー性の疾患を持つ患者は5832人で、全体の7.9%、また、小児科を受診し、アレルギー疾患を持つ患者は756人、そのうち最も疾患が多いとされる小児ぜんそくは約400人で、市内の小児ぜんそく患者の約1割が当院で診療を受けている。 本市としては、平成12年4月に承認された地域医療支援病院の完結としての救命救急センターの設置を初め、急性期医療の確立を最重要課題として
取り組まなければならないと考えている。こうしたなか、アレルギー科の設置は困難な状況にはあるが、患者が抱える不安を少しでも解消すべく、専門医師の確保を含め最大限の努力をしていきたいと考えている。


〈主な質問と答弁〉
質問 アレルギー科の設置について市の考えを聞きたい。

答弁 アレルギー科の設置は時代の要請であると認識しているが、現時点では、救急医療の充実に力を入れたいと考えている。今後は、アレルギー性疾患に関する相談業務も含め、救急医療のめどが立ち次第、アレルギー科の設置を検討していきたいと考えている。

(趣旨了承と決定した)

 



文教

 

中学校での昼食用弁当販売

本年2学期以降導入へ

 文教常任委員会は、6月16日に開催され、陳情6件を審査した。その結果、2件が趣旨了承、4件が趣旨不了承と決定した。
 また、(1)平成14年度学校評議員の活動状況(2)学校教育ふじさわビジョン(3)中学校における昼食の取扱い(弁当販売)・・以上3件について報告を受けた。

〇中学校における昼食の取扱い(弁当販売)について

〈教育委員会の説明〉
 現在、市立中学校においては、牛乳のみを提供する給食を実施しており、主食については、家庭からの弁当持参を原則としているが、諸事情により弁当持参が困難となる家庭が増加し、成長期における栄養摂取に偏りを生じたり、添加物の多い食品を摂取したりという、身体的に好ましくない状況が見受けられるようになった。
 このため昨年11月に、学校長、保護者団体ほか関係機関の代表等による中学校昼食検討委員会を設置し、協議を重ねた結果、本年3月には、「家庭からの弁当持参を基本とするが、その弁当持参に対する補完措置として、弁当販売の実施」を求める報告がなされた。
 教育委員会としては、検討委員会の報告内容を踏まえ、弁当販売を必要とする生徒の在籍する中学校において実施することとした。
 なお、弁当の内容は、小学校における完全給食の趣旨に照らし、できるだけ安全性の高いものとし、学校・保護者団体及び弁当販売業者と十分協議した上で、今年度第2学期以降の導入に向けて調整をしていきたい。

 



環境・災害対策特別委員会

 

水防訓練を視察

水防技術の向上を図る

 環境・災害対策特別委員会は、5月27日に開催され、大清水浄化センターにおいて実施された水防訓練を視察した。
 この訓練は、突発性の集中豪雨及び台風などに備え、市職員並びに消防団員の士気を高め、発災時に迅速かつ的確に対応できるよう、水防技術の向上と水防態勢の整備を図ることを目的として実施したもので、439人の、市職員及び消防団員が参加した。
 訓練は、「梅雨前線が日本の太平洋沿岸付近に停滞し、東に移動してきた低気圧がこの梅雨前線を刺激して前夜から降り出した雨が、一段と強くなり低地での浸水が進んできた」という想定のもとに、土のう作り・土のう積み・土のう積載搬送・排水ポンプ操作・照明用発電機操作・ボート組立と、今回は低地浸水防御及び内水排除を加えた7項目の訓練が行われた。
 また、視察した議員らも土のう作り等に参加した。


消災害時に備え、土のう作りにも力が入る



行政改革等・都市整備両特別委員会

 


請願の処理状況



陳情の処理状況
受理年月日 陳情番号 件名 付託委員会 審査結果
15.06.09 15−15 (仮称)大鋸マンション建築工事に関して開発行為承継許可と、公園占用不許可後の原状回復命令の、その後の経過説明を求め、本問題の決着(開発行為の許可取消、原状回復工事の即時着工)を求める陳情 建設 15.06.12 趣旨不了承
15−16 白旗一丁目地区の治水事業についての陳情 趣旨了承
15.05.21 15−06 最低賃金のひきあげ・全国一律最低賃金の確立をもとめる陳情 民生 15.06.13 趣旨不了承
15−07 パート・臨時労働者の労働条件改善に関する陳情
15.06.04 15−10 藤沢市民病院にアレルギー科設置を求める陳情 趣旨了承
15.06.09 15−18 労働法制の大改悪に反対する国への意見書提出の陳情 趣旨不了承
15−19 乳幼児医療費無料制度の拡充を求める陳情
15−20 乳幼児医療費国庫負担制度の創設を求める国への意見書採択の陳情 趣旨了承
15−24 健康保険本人、退職者の3割負担を2割にもどすことを求める陳情 趣旨不了承
15.05.20 15−02 義務教育諸学校の学校事務職員・栄養職員給与費の国庫負担制度からの適用除外及び「必置規制」
廃止に反対することについての陳情
文教 15.06.16 趣旨了承
15.06.06 15−11 藤沢の学校給食の充実を要求する陳情 趣旨不了承
15.06.09 15−13 義務教育費国庫負担制度の堅持についての陳情 趣旨了承
15−21 学校給食の直営自校方式の堅持と充実を求める陳情 趣旨不了承
15−22 30人学級の早期実現を求める陳情
15−23 教育基本法「改正」に反対する国への意見書提出を求める陳情
15.05.21 15−03 清潔で公正・公平な国民奉仕を貫く公務員制度の確立を求める陳情 総務 15.06.17
15−04 有事関連法案に反対する陳情
15−05 公契約における公正な賃金確保等に関する陳情
15.05.30 15−08 「北朝鮮の核保有発言に対して、日本政府が北朝鮮に対して核保有の廃棄を求めるよう求める意見書」についての陳情 趣旨了承
15.06.03 15−09 性同一性障害をかかえる人々が、普通にくらせる社会を実現することを求める陳情
15.06.06 15−12 「湘南市研究会」解散と「湘南市構想」白紙撤回に関して市民及び市議会への説明責任を果たすことを、藤沢市長に求める陳情 趣旨不了承
15.06.09 15−17 有事法制の発動に反対する陳情




City Fujisawa 議会のしおり 議会報目次 TOP