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2013年3月10日号 広報ふじさわ…市政情報   〔 2 / 18 page 〕

特集  人・環境にやさしい 市民に親しまれる庁舎を目指して

藤沢市新庁舎建設 基本構想(素案)

 本市では、本庁舎の建て替えを早急に行うため、庁内組織での新庁舎建設検討委員会を発足し、建て替えに向けた検討を進めています。今回は藤沢市新庁舎建設基本構想(素案)をお知らせします。

問い合わせ 管財課【電話】内線2371





1.現庁舎を取り巻く課題

 本館が築60年、東館が築50年を経過し、老朽化が進んでいます。東日本大震災後、耐震性の問題により使用できなくなり、仮庁舎への移転により経費も増大しています。市民が多く利用する窓口が、庁舎の分散と狭あい化により分かりづらく市民サービスの低下につながっています。

 また、防災拠点としての機能が発揮できない恐れもあるほか、環境への配慮、ユニバーサルデザイン、セキュリティ対策においても多くの課題があります。

 アクセスでは藤沢駅からの経路は幅員が狭く、国道467号からは急勾配の階段となっており、バリアフリーの面からも大きな課題があります。


2.新庁舎建設の基本方針

人・環境にやさしい市民に親しまれる庁舎

(1)機能的・効率的な庁舎

★市民が利用しやすく、職員が働きやすい庁舎

★将来の変化に柔軟に対応できる庁舎

(2)市民に親しまれる庁舎

★市民が集まり・交流しやすい庁舎

★市民が愛着を持てる庁舎

★まちづくりを先導する庁舎

(3)安心・安全を支える庁舎

★緊急・災害時の活動拠点となる庁舎

(4)人にやさしい庁舎

★ユニバーサルデザインに配慮した誰にもやさしい庁舎

(5)環境にやさしい庁舎

★周辺環境に配慮した庁舎

★省エネ・省資源化を図るエコな庁舎


3.新庁舎の機能

(1)窓口機能

 市民利用の多い窓口を低層階に集約し、来庁者にとって分かりやすい配置とします。また、ワンストップ窓口の導入や、コンシェルジュ(案内人)によるサービスの導入についても検討し、市民にとって分かりやすく、安心して利用できる窓口機能を目指します。

(2)交流機能

 屋外スペースやエントランスホールに市民が日常的に憩い交流できるような空間整備を行います。情報提供スペースは分かりやすく、利用しやすいように設置し、藤沢の魅力をPRできる場の設置も検討し、市民に親しまれ、愛着を持たれるような交流機能を目指します。

(3)事務機能

 職員が効率よく快適に業務が行え、円滑なコミュニケーションのもとで的確に市民サービスを提供できる事務機能を目指します。また、会議室は最適数を設置し、用途により柔軟な運用ができるようにします。書庫・倉庫はスペースの効率化を図り、適正に配置します。

(4)議会機能

 円滑な議会運営を可能とし、傍聴者にも配慮した使いやすい議会機能を目指します。さらに、音響設備や通信設備の充実、ユニバーサルデザイン、セキュリティとの機能連携などに配慮して、議場、傍聴席、各諸室の適正な配置を検討します。

(5)防災拠点機能

 耐震性を十分確保するとともに、一時避難者・帰宅困難者の受け入れや災害時に災害救援ボランティア活動の拠点となり、災害対策本部である総合防災センターと連携できるような災害対策拠点機能を目指します。

庁舎として備えるべき機能

環境への配慮

 再生可能エネルギーの活用と省エネ化、緑化の推進、建物の長寿命化を図り、環境負荷低減に配慮しつつ、ライフサイクルコストも低減する環境へ配慮した庁舎を目指します。

ユニバーサルデザイン

 年齢、性別に関わらず、また、障がい者や日本語に不慣れな方など全ての人が安全に利用できるユニバーサルデザインに配慮し、誰もが安全に利用できる庁舎を目指します。

セキュリティ対策

 入退室管理、防犯対策、動線の分離、情報管理機能など、来庁者と職員の安全管理と情報管理に配慮したセキュリティ対策を目指します。


4.新庁舎の規模と建設計画に関する考え方

階数は8〜10階、延べ床面積28,000平方メートルを想定

 新庁舎の規模は、おおむね28,000平方メートルを想定しています。1〜3階の低層部には市民利用の多い窓口を配置し、中・高層部には議会と連携した市長室および業務連携の高い部署を同一階、近接階に配置する計画とします。

新館および総合防災センターのあり方

 現庁舎のなかでも耐用年数が残っている新館および総合防災センターは既存のまま使用し、新庁舎とは機能面での連携を図ります。


5.事業計画

2017年度初夏に供用開始予定

 13・14年度で基本設計および実施設計を行い、14年度には本館・東館・第二庁舎などを解体。15・16年度で新庁舎建設(本体)を実施し、17年度には第一庁舎および職員会館の解体、外構の整備も併せて行っていく予定です。

約120億円の整備コストを想定

 整備コストは、現庁舎の解体費、駐車場、外構整備費などを含め、約120億円を想定しています。また、庁舎整備基金に加え、起債による借り入れなど財政負担のバランスを考慮しながら財源を確保します。


藤沢市新庁舎建設基本構想(素案)に 関するパブリックコメントを実施します

素案(概要版)の配布

 3月11日(月)から管財課、市役所受付案内、市政情報コーナー、各市民センター・公民館で配布します。

※市のホームページの「パブリックコメント」でもご覧になれます。

意見などを提出できる方

 市内在住・在勤・在学の方、市内に事業所などを有する方、その他利害関係者

意見などの提出方法

 3月11日〜4月10日(水)〈必着〉に素案をご覧になった上で、任意の用紙に必要事項を書いて、管財課へ郵送、ファクスまたは持参で。

※市のホームページの「パブリックコメント」からも提出できます

※意見などは電話では受け付けません。また提出された意見などの原稿は返却しません

意見などに関する考え方の公表

 受け付けた意見などは類型化し、市の考え方を付して公表します。

※個別には回答しません



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