見て楽しい!食べて楽しい!キュンとする藤沢産♥︎

安田果樹園を訪問

小田急線長後駅から歩いて行ける住宅街の中に何軒もの果樹園が点在しています。今回はその中から昨年度、※「藤沢市果樹持寄品評会」ナシの部で優等を受賞した安田果樹園を訪問、 安田 悟(やすだ さとる)さんにお話を伺ってきました。
(取材日:2019年6月19日)

ナシ畑
ナシ観察作業中

「新鮮完熟果物 直売 ・地方発送」

いちばんおいしい完熟まで待つのが安田果樹園の流儀!

長後は農耕に適した肥沃な土壌に恵まれています。中でもナシはこの土地に合っており栽培の中心地となっているそうです。安田果樹園ではこの環境を活かすべく丹精込めて 果物の栽培を行っています。新鮮で完熟したおいしい旬の味覚をお客さまにお届けしたい。それには“朝収穫してその日のうちに味わってもらう”との強い思いから、直売と地方発送に限っているそうです。

リンゴ畑
完熟まであと少しのリンゴ

インタビュー

ーー現在栽培している果物の種類と生産量はいかがですか。

ナシとブドウとカキ、それに南関東では栽培が珍しいリンゴを生産しています。耕作面積でいいますと、ナシ80a(アール)・ブドウ30a・カキ30aそれにリンゴが10aです。生産時期はナシの7月下旬から始まり、ブドウは8月初め、リンゴは早生で8月中旬から、最後に10月下旬のカキとなります。

 

ーーこの仕事についた動機とやりがいについてお話しいただけますか。

3人兄弟の長男として物心がついたころから果樹園の中で育ったこともあり、自然の流れの中で現在の仕事に就いた感じです。
やりがいはなんといっても自分が目指す美味しい果物を育て上げた時と、つきなみですがお客さんの「おいしい」の一言をいただいた時です。
ただ辛いことの方が多いですね。なんといっても自然との闘いでしょうか。台風や異常気象、とくに今年の雹(ひょう)にはまいりました。

 

ーー今年5月の雹(ひょう)被害についてお聞かせください。

ナシは肥大が始まった時期に9割がた傷がついてしまい葉も破れてしまったものが目立ちました。リンゴも同様な感じです。ただブドウとカキは少し葉が落ちたぐらいで少し救われました。実感として壊滅的な被害になってしまった感じです。ナシとリンゴはお客さんにお届けできる時期には残念ながら見た目が悪くなりそうですが、味には自信があるのでぜひ食べてもらいたいという気持ちです。

雹での傷が痛々しいナシ

ーーイベントの参加や行っている活動はいかがですか。

直売所での販売がメインですが、藤沢駅北口で開催されるふじさわ元気バザール〜藤沢野菜市〜やイトーヨーカドー湘南台店での 藤沢市果樹持寄品評会などに積極的に参加しています。昨年8月16日に行われた品評会ではナシの部で優等をいただきました。

*「平成30年藤沢市果樹持寄品評会」
市内の果樹生産者が技術と工夫を重ねて出来た果実(ナシ・ブドウ)を持ち寄ってその品質を競い、藤沢産果実を紹介する恒例の品評会と即売会です。
〇ナ シの部:優等 安田 悟さん「幸水」で入賞
〇ブドウの部:優等 鈴木 隆弥さん「藤稔」で入賞

安田悟さんについて

育った環境もあり植物が大好きで大学でも猛勉強。卒業したあとに農業アカデミー、神奈川県立農業技術センターで果樹栽培を学び、当然のように就農の道を選びました。“好きな事をやれる幸せを感じています”とのこと。藤沢の農業にたのもしい若手後継者を感じました。

安田果樹園直売所

〒252-0801 藤沢市長後1965  Tel: 0466-46-1712

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