「踏み込み温床」を作る季節がやってきました。毎年変わらずに繰り返し行う作業。まずは稲藁で枠を作ります。中に入れる落ち葉は集めている最中です。微生物の発酵熱を利用して暖をとる仕組み。生活の中の経験から生み出されたものだと思います。身の回りのものを使い、そして使い終わった後にも次の役目が待っている。どんなに便利なものが作られてもこのシンプルな循環にかなうことはないでしょう。まずは一枠め。
玉ネギの定植。適期は11月。少し遅れたので黒マルチを使いました。一度引き抜いたネギの根は、もう役には立たず付け根から新しい根が出て活着します。収穫は6月で春から勢いづく草たちの生育をいかにくい止めるかが多収へのカギ。最後の最後で草にくわれ台無しになってしまうこともあります。苗の一本一本がしっかりとタマネギにまで育つよう気を引き締めての定植です。半年後の結果はいかに?