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更新日:2024年2月29日
肝臓や肝炎について、正しく知っていますか?
肝臓診療に携わる医師による「知って肝炎!-肝臓の基礎知識から最新の治療方法まで-」の講演会をYouTubeでオンデマンド配信いたします。
肝臓は疾患があっても症状がでにくく、沈黙の臓器と言われています。
この機会に、肝臓について学んでみませんか。
配信期間:2024年(令和6年)3月1日(金曜日)から7月31日(水曜日)
講師:横浜市立大学附属病院国際臨床肝疾患センター
センター長 米田正人氏
費用:無料
申込方法:e-kanagawa電子申請システム(外部サイトへリンク)から申込み
肝臓は、人間の体内で最も大きな臓器です。肝臓は、消化管から取り込んだ栄養を利用しやすい形に変えたり、毒素を分解したり、体内の物質のバランスを維持したりなど、生命を支えるために重要な多くのはたらきを担っています。この肝臓の細胞が壊れてしまった状態が、肝炎です。
肝炎は、原因により、ウイルス性、薬物性、アルコール性、自己免疫性などの種類に分かれます。このうち「ウイルス性肝炎」は、肝炎ウイルスに感染することによって起こります。
肝臓は「沈黙の臓器」と言われ、肝炎ウイルスに感染していても、重症化するまで症状が現れない場合が多いと言われています。知らない間に肝硬変や肝がんに進行することもあります。ただし、肝炎ウイルスに感染していても、早期に適切な治療を行うことで、ウイルスを排除したり悪化を防ぐことができます。
ウイルス性肝炎には、A型、B型、C型、D型、E型があり、国内で特に多いのはB型肝炎とC型肝炎です。B型肝炎とC型肝炎には、次のような特徴があります。
B型肝炎ウイルス(HBV)に感染することによって起こります。
感染経路には、血液を介した感染、母子感染、性行為による感染などがあります。例えば、次のような場面等で感染する可能性があります。
※高力価HBsヒト免疫グロブリン(HBIG)とB型肝炎ワクチン(HBワクチン)を正しく用いて感染予防を行えば、母子感染はほとんどありません。
急性B型肝炎を発症した場合や、キャリアが肝炎を発症した場合、全身の倦怠(けんたい)感、食欲不振・悪心(おしん)・嘔吐(おうと)などの症状が現われ、これに引き続いて黄疸(おうだん)が出ることもあります。
インターフェロン(IFN)療法(注射薬)と核酸アナログ製剤(内服薬)の2種類に大きく分けられます。
B型肝炎ウイルスに感染することを避けるためには、感染している人の血液になるべく触れないことが大切です。具体的には、次のようなことに気を付けてください。通常の日常生活で感染する心配はほとんどありません。
C型肝炎ウイルス(HCV)に感染することによって起こります。
感染経路は、血液を介した感染です。母子感染や性交渉による感染はほとんど無いと言われています。例えば、次のような場面等で感染する可能性があります。
C型慢性肝炎に対するもっとも根本的な治療は、C型肝炎ウイルスを体内から排除することです。
現在は、ほとんどの方がインターフェロンフリーの飲み薬での治療を受けています。
B型肝炎ウイルスの感染予防と同じく、感染している人の血液になるべく触れないことが大切です。具体的には、次のようなことに気を付けてください。通常の日常生活で感染する心配はほとんどありません。
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