2011年3月10日号 広報ふじさわ…市民の広場  〔 1 / 1 page 〕

市民エキストラの
皆さんの協力には感謝

リュ・ヒョンギョン
リュ・ヒョンギョン
1983年生まれ。
漢陽大学演劇映画学科卒業。
96年にドラマ「コムタン」でデビュー。
代表作に「夜を賭けて」などがあり、
多くの映画・ドラマで活躍中。

映画を通じて
メッセージを伝えたい

パク・サンジュン
パク・サンジュン
1967年生まれ。
延世大学哲学科卒業。
自身初のショートフィルム「生徒会長」
は、韓国・シンガポール・イタリアなどの
映画祭で上映され、多くの賞を獲得した。

第22回

100センチ対談

女優

リュ・ヒョンギョンさん

監督

パク・サンジュンさん

市長

海老根 靖典

藤沢・江の島の魅力を
もっと知ってもらいたい(市長)

市長 映画のロケ地にこの藤沢・江の島を選んでいただきました。その理由は何でしょうか。

パク 江の島には龍恋の鐘をはじめとした、恋人にまつわる伝説があったことが理由の一つです。

市長 リュさんは撮影を通じ、江の島の印象をどのように感じましたか?

リュ 伝統的な風景と自然が残っていて、現代的な建物と調和している感じが良かったです。

市長 日本では江の島は観光地として有名ですが、韓国の方にももっと来ていただきたいです。そんな魅力はありますか?

リュ 江の島には温泉もありますし。実際に入り、とても気に入りました。また自然景観がとても美しいので、十分来る価値があります。

パク 藤沢・江の島には、大都市と違って、特徴的な路地や昔の伝統的な家屋があります。機会があれば、もう一度その素晴らしい空間をゆっくり歩いてみたいです。

映画の力を観光にも

市長 日本での撮影はどうでしたか?

パク 思ったより撮影の量が多くて大変でしたが、市民エキストラや湘南藤沢フィルムコミッションの方々のおかげでスムーズにいきました。

リュ 撮影には市民エキストラの皆さんの協力もありました。心から感謝しております。

市長 市民エキストラの皆さんもリュ・ヒョンギョンさんと交流の場を持てたことが、いい思い出に残るのではないかと思います。

リュ そう思っていただければ私も嬉しいです。

市長 今回のこの映画で、何かを伝えることができそうですか?

リュ もちろんです。ユナ役を演じてみて、私も女性として共感する部分がたくさんありました。このシナリオと美しい景色から、きっと何かが伝わるのではないかと思います。

パク 私は、映画というものにはメッセージがこもってなければいけない、と思います。そしてそれを見て楽しいと感じてもらうべきだと。映画やドラマそのものの完成度を上げることが、結果的に観光にもつながると思います。

市長 映画やドラマには何か不思議な力がありますよね。この映画を通して、藤沢・江の島の魅力をもっと知ってもらい、韓国の方にも来てもらえればと感じます。本日はありがとうございました。



日韓観光振興プロジェクト特別製作作品「スマイルバス」

撮影の様子(ロケ地=江の島)
▲撮影の様子(ロケ地=江の島)

 江の島にまつわる言い伝えと各地の美しい景色を背景に描いたラブストーリーで、2月14日〜17日、江の島や藤沢市内などで韓国人監督により撮影が行われました。この作品は、観光庁の「日韓観光振興プロジェクト」の一環で製作されたもので、6月に東京・横浜で開催される国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」にて上映されるほか、韓国でも11月に上映される予定です。

〈日韓観光振興プロジェクト〉

 映像を通じた日韓の観光交流振興を目的とした取り組み。

 観光庁と米国アカデミー賞公認国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」が、2009年に立ち上げた「旅シヨーット!プロジェクト」の中で、韓国最大級の国際短編映画祭「アシアナ国際短編映画祭」と提携し、「旅シヨーット!プロジェクト」入選作品の相互上映などを行う。