特集 郷土愛あふれる藤沢をめざして
「実感」「共感」「存在感」を高める市政へ
2013年度の市政運営に関する市の基本的な考え方と実施予定の主な事業をお知らせします。今年度は、「実感」「共感」「存在感」を「高める」ことをテーマとして、「郷土愛あふれる藤沢」の実現に向けてさまざまな取り組みを進めていきます。
市政運営の方針について(骨子)
2月18日の市議会本会議で、市長から市政運営の基本的な考え方を説明しました。このなかで、自治体の政策は日々の市民生活や地域への愛着の中から創造されるものであるという信念について言及し、これに基づき厳しい社会経済、地方財政の中にあっても「人と人とのつながり」、「絆」を大切にしながら、「実感」「共感」「存在感」の3つを「高める」ことを念頭に、新たな行財政改革の推進や市民サービスの質的向上を進めるなかで、「選ばれる藤沢市」を構築し、市政を運営していく考え方を示しました。
実感・共感・存在感を高める!とは
市民生活の安全・安心などの暮らしやすさの「実感」、多くの人が理解しあい協働することによって生まれる「共感」、藤沢らしさや魅力の発見、創出による藤沢の「存在感」の3つを「高める」ことを行政運営の基本として取り組むことを表したものです。
「実感」を高める7つの重点政策
1地域経済を循環させる
☆市内産業の活性化を目的とした「ふじさわ元気バザール」を試行的に開催
☆市内施工業者による住宅リフォームに対する助成を新たに開始
☆借換資金としても利用できるよう、中小企業支援資金の制度を拡充
2子どもたちを守り育てる
☆新たに藤沢型認定保育施設制度を創設し、保育環境を拡充
☆保育所の新設により、2013年度中に保育所の定員を230人拡大
☆若年層の就労支援を推進するため、新たに「(仮称)若者しごと応援塾」を開設
3豊かな環境を創る
☆エネファームの設置に対する補助を新設
☆緑の広場における家庭菜園に替わり、新たに法律に基づく市民農園を開設
☆(仮称)藤沢市リサイクルセンターの破砕処理施設、資源化施設を稼動
4文化・スポーツに親しむ
☆東海道シンポジウム藤沢宿大会に向け、プレイベントを開催
☆市内のみに事務所を有するNPO法人の設立認証事務などを開始
☆六会市民センター(公民館)などの解体・新築設計を行い、仮設庁舎を設置
5市民が元気になる
☆高齢者の就労と社会参加のための施設である生きがい福祉センターの建て替えに向けた測量、設計
☆ふじさわあんしんセンター(社会福祉協議会)において法人後見を開始
☆高度化する救急業務に対応するため、救急ワークステーションを設置
6都市基盤を整備する
☆藤沢駅街区改良などの検討、藤沢駅北口通り線街路築造工事などを実施
☆耐震性強化、津波避難対策として山本橋、日の出橋などを改修設計
☆長後駅西口駅前広場の拡張工事を実施
7災害に備える
☆地域の特性に即した適切な避難などの情報を提供する「ふじさわ防災ナビ」を構築
☆片瀬山地区の急傾斜地の防護対策工事に向けた調査を実施
☆防災危機管理室を創設し、地震津波対策、風水害対策、都市災害対策などを強化
「共感」を高める重点政策
☆市民の視点による組織改正を実施
☆効率化と合わせて、市民サービスの向上を目指す「藤沢市 新・行財政改革」を推進
☆地域の特長、課題に応じた事業の実施と行政への提案を行う「藤沢市郷土づくり推進会議」を創設
藤沢市郷土づくり推進会議がスタートします!
これまで約3年半進めてきた地域経営会議における成果や課題などを踏まえて、新たな市民参画の仕組みとして、「藤沢市郷土づくり推進会議」を創設します。
郷土づくり推進会議は、市民や地域団体などの意見を集約しながら地域の課題を把握し、その解決に向けた方向性を検討して市長に意見提案、要望を行います。また、地域の特性を生かした事業に取り組みます。
「存在感」を高める重点政策
☆藤沢の価値を向上させるシティプロモーションを推進
☆総合計画に替えて、新たな市政運営の「総合的な指針」を策定
新たな市政運営の総合的な指針の策定について
これまでの総合計画に替わり、新たに総合的な指針を策定します。総合計画は、一般的に市の政策を総合的に体系化し、長期的な計画を立てて実行するための行政の最上位計画であるといわれています。
しかしながら、網羅的に事業を位置づけた総合計画では変化の激しい現在の社会経済状況への対応に課題があり、状況に即した事業の展開が求められています。そこで計画的な行政運営を基本としながら、都市としての長期展望を見据えた、3〜4年の実効性の高い計画期間内に、重要性や緊急性の高い取り組みを、着実に実施できる指針に改めていきます。
指針の策定にあたり、市民の皆さんのご意見をうかがうためにパブリックコメントを行います。
|