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2019(令和元)年度
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【収入】 | |
給料(市税収入など) | 338万円 |
住宅ローン借入(市債借入) | 33万円 |
その他臨時収入(国庫・県支出金など) | 129万円 |
【支出】 | |
日常の生活費(人件費・扶助費・物件費など) | 394万円 |
住宅ローン返済(公債費) | 28万円 |
家財購入・修繕(投資的経費など) | 66万円 |
貯金(積立金) | 12万円 |
家庭の家計簿と市の財政では、お金の使い道が違うので単純に比べられませんが、一般会計決算を家計に例えると、年間500万円の支出のうち、日常の生活費に394万円、住宅ローン返済に28万円を充てていることになります。
※数値については、その積み上げと合計が一致しない場合があります
※基金などその他決算の詳細は市のホームページの財政課のページをご覧ください
※今年度も本市の財政状況を分かりやすく解説した「わかりやすい藤沢市の財政」を作成する予定です
2019年度に実施した主な事業(継続事業を含む)は次の通りです
総務費 | 事業費 |
◇市役所分庁舎の整備工事などを実施 | 36億6,432万円 |
◇善行市民センター・公民館の改築工事などを実施 | 12億7,601万円 |
◇防災備蓄資機材の増強、花ノ木公園に耐震性飲料用貯水槽を整備、洪水ハザードマップの改定に向けた河川測量および流出解析などを実施 | 2億2,986万円 |
環境保全費 | 事業費 |
◇街頭防犯カメラを辻堂駅南口に設置、自治会・町内会による防犯カメラ設置費に対する補助を実施 | 839万円 |
民生費・衛生費 | 事業費 |
◇生活困窮者に対する各種支援事業を行う中で、新たに一時生活支援事業を県ほか2市と共同で実施 | 4,892万円 |
◇コミュニティソーシャルワーカーを11地区に配置拡充 | 8,414万円 |
◇通院に係る小児医療費助成の対象年齢を中学3年生まで拡大 | 1億4,834万円 |
◇保育士宿舎の借り上げなど各種補助事業を拡充し、保育士の市内施設への就職や離職防止についての取り組みを実施 | 2,710万円 |
◇待機児童への対応および保育所の再整備を進めるため、認可保育所などの施設整備に補助金を交付 | 9億292万円 |
◇定員拡大に向け、放課後児童クラブの新設と移転拡充を実施 | 2億4,038万円 |
◇「ふじさわ夢チャレンジ2020」事業を実施し、市民一人一人が楽しく気軽に健康づくりに取り組むきっかけを提供 | 814万円 |
◇各種がん検診の実施、肺がん・胃がん・乳がん検診の二次読影のデジタル化を導入 | 6億3,870万円 |
◇片瀬東浜公衆便所の洋式化およびバリアフリー化を実施 | 4,403万円 |
労働費 | 事業費 |
◇若者しごと応援塾「ユースワークふじさわ」の運営など | 2,853万円 |
農林水産業費・商工費 | 事業費 |
◇市内養豚農家に対して、野生動物侵入防止用防護柵の設置助成を実施 | 214万円 |
◇生活支援ロボットの普及啓発やロボット産業への参入支援など | 3,148万円 |
◇商店街の防犯カメラ・街路灯の設置・改修・修繕費用の一部を助成 | 1,481万円 |
◇クラウドファンディングを活用した江の島周辺の観光案内サインを設置 | 6,087万円 |
土木費 | 事業費 |
◇木造住宅、分譲マンションおよび緊急輸送道路沿道建築物所有者を対象に、既存建築物の耐震診断に対する補助などを実施 | 2,786万円 |
◇善行駅周辺地区のバリアフリー化を推進 | 2億7,938万円 |
◇新屋敷橋の耐震化工事および大庭大橋ほか12橋の補修工事などを実施 | 4億2,712万円 |
◇健康と文化の森地区の浸水対策として雨水調整施設の整備などを実施 | 4,649万円 |
◇藤沢駅北口デッキリニューアル工事の完成、藤沢駅北口交通広場再整備工事の実施、藤沢駅南北自由通路の拡幅に向けた基本設計の推進 | 13億4,822万円 |
消防費 | 事業費 |
◇消防指令システム一部更新および聴覚・言語などに障がいのある方が消防への通報を円滑に行えるように、Net119緊急通報システムを新規導入 | 4億4,330万円 |
教育費 | 事業費 |
◇無線LANの整備、児童生徒の学習用端末やプロジェクターなどを整備 | 4億459万円 |
◇市立小・中学校全校の普通教室の空調整備を実施 | 7,483万円 |
◇配膳室整備などを行い中学校給食を市内19校全校で実施 | 2億4,600万円 |
◇姉妹友好都市との交流展や市内大学との連携事業による展覧会など | 6,899万円 |
東京2020大会に向けて | 事業費 |
◇カウントダウンイベントやオリンピアン・パラリンピアンを招いたスポーツ教室、セーリング競技の普及啓発イベントなど | 3,015万円 |
◇都市ボランティア「シティキャストフジサワ」の募集・研修、「2020応援団 藤沢ビッグウェーブ」の活動など、市民参加型大会の実現に向けた取り組みを実施 | 2,797万円 |
2019(令和元)年度の特別会計は8会計ありますが、市民の皆さんに関わりの深い4会計の決算概要をお知らせします。
国民健康保険事業
被保険者の疾病・負傷・出産などに対する保険給付費は前年度より0.01%、約240万円の減少となりました。歳入に占める保険料収入の割合は22.2%で、保険給付費総額を年間平均被保険者1人当たりで見ると約29万6,000円でした。
保険給付費 | 254億1,870万円 |
国民健康保険事業費納付金 | 122億2,436万円 |
総務費ほか | 8億3,951万円 |
歳出合計 | 384億8,257万円 |
国民健康保険料 | 87億1,703万円 |
国庫・県支出金 | 260億 185万円 |
繰入金ほか | 45億4,319万円 |
歳入合計 | 392億6,207万円 |
介護保険事業
介護認定を受けた方が利用した介護サービスに対する保険給付費は前年度より5.0%、約12億3,000万円の増加となりました。2020年3月31日現在で要支援・要介護認定を受けた方は2万26人となっています。歳入に占める保険料収入の割合は20.9%でした。
保険給付費 | 260億 774万円 |
地域支援事業費 | 19億7,321万円 |
総務費ほか | 9億9,852万円 |
歳出合計 | 289億7,947万円 |
介護保険料 | 60億9,783万円 |
国庫・県支出金 | 102億3,040万円 |
交付金・繰入金ほか | 128億2,733万円 |
歳入合計 | 291億5,556万円 |
下水道事業(公営企業会計)
区画整理事業区域などの整備を進め延長2,156.58mの管渠(かんきょ)を築造したほか、村岡ポンプ場送排風機更新工事などを行いました。年度末の下水道処理人口普及率は95.8%となりました。
建設費 | 21億4,305万円 |
企業債償還金および利息 | 54億7,967万円 |
維持管理費ほか | 111億3,969万円 |
支出合計 | 187億6,241万円 |
下水道使用料 | 62億2,993万円 |
国庫補助金 | 5億4,941万円 |
繰入金・企業債ほか | 83億 293万円 |
収入合計 | 150億8,227万円 |
市民病院事業(公営企業会計)
地域の基幹病院として市民が安心して受けられる医療の提供に努め、入院患者数は延べ17万902人、外来患者数は延べ31万7,946人となりました。施設整備面では手術支援ロボットや移動型透視用X線装置などを購入しました。また、産婦人科におけるLDR室(陣痛分娩室)の整備を行い、妊婦の負担の軽減を図り、家族とともに安心して出産することができる環境を提供しました。
医業費用 | 200億7,606万円 |
資本的支出 | 14億 762万円 |
医業外費用ほか | 6億2,650万円 |
支出合計 | 221億1,018万円 |
入院収益 | 121億5,507万円 |
外来収益 | 53億8,280万円 |
繰入金・その他医業収入ほか | 25億8,813万円 |
収入合計 | 201億2,600万円 |
地方公共団体の財政の健全化に関する法律(財政健全化法)に基づく健全化判断比率および公営企業の資金不足比率の算定結果は右表の通りです。
2019年度決算に基づく本市の健全化判断比率は、いずれも基準を下回り、公営企業についてもいずれも資金不足を生じていないため、国の財政指標では「健全」であることを示す結果となりました。
審査に付された各会計決算書および政令で定める書類の様式と記載事項は、いずれも適法に処理され、かつ正確に表示されているものと認められた。また、予算はその目的に従いおおむね計画的かつ効率的に執行されているものと認められた。
【今後の執行に当たっての留意事項】
●本年度について一般会計・特別会計を合算した実質単年度収支は赤字となっている。短期的には新型コロナウイルス感染症の影響もあり、将来的には少子超高齢化に伴う扶助費等の増、公共施設の老朽化に伴う投資的経費の増加が見込まれ、財政状況は予断を許さない状況にあるといえる。今後も効率的な事務の執行により最少の経費で最大の効果をあげられるよう努めること
●適正な財源の確保および負担公平の原則から収入未済額の縮減に一層努めること
●北部第二(三地区)土地区画整理事業については、適切な執行管理を行い事業収支の均衡に留意しつつ、施行期間内の完了に向けて努力すること
●国民健康保険事業については、医療費の動向や保険料収入の状況を的確に把握して効率的な運営に努めること
●介護保険事業については、適正な執行管理により財政の健全性を維持しながら一層効率的に業務を行うよう努めること
●市民病院事業については、通常の事業活動の成果を示す経常損失が大幅に増加し、経営の安定性を示す自己資本比率は低下している。健全経営の観点から一層の収益の増加および医業費用の縮減並びに自己資本比率の改善に努めること
健全化判断比率等の審査結果(概要) 藤沢市監査委員
審査に付された2019年度決算に基づく健全化判断比率およびその算定の基礎となる事項を記載した書類並びに19年度決算に基づく公営企業に係る資金不足比率およびその算定の基礎となる事項を記載した書類は、いずれも適正に作成されているものと認められた。また、是正改善を要する事項は特にない。
問い合わせ
監査事務局【電話】内線5411、【FAX】(22)7574
【資産や負債の状況が分かります】
貸借対照表とは、市がこれまで整備した学校・道路など公共施設の保有状況や、市が持っている現金・債権などがどのくらいあるか、またこれらを整備するために借り入れた負債がどのくらいあるかなどを示したもので、総務省が示した「統一的な基準」により作成したものです。
昨年度と比較すると、施設整備に取り組んだ結果などから、資産・負債・純資産がそれぞれ増加しました。
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