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2023年4月10日号 広報ふじさわ…市政情報  [2/20 page]

特集
地元を感じる幸せや誇りを共に創り出す飛躍の年に
郷土愛あふれる藤沢をめざして

 2023年度の市政運営に関する市の基本的な考え方と実施予定の主な事業をお知らせします。

問い合わせ 企画政策課【電話】内線2175、【FAX】(50)8436

市政運営の方針について

 2月14日の市議会本会議で、鈴木市長は2023年度の市政運営の方針について説明しました。

 この中で、昨今の社会・経済情勢を背景に生じている課題やデジタル化の必要性などに、しっかりと向き合い「市民の日常を守り、健康寿命日本一を目指す」まちづくりを進めていくという決意を表明しました。

 また、藤沢で暮らし、学び、働くことが「幸せ・誇り」となるよう、人の和を大切にする市政運営に取り組んでいく考えを示しました。コロナ禍を経て変化する価値観を共有し、持続可能な地域社会を共に創り出すために、未来に責任を持って、都市基盤の整備や地域コミュニティの強化を図っていきます。

  • 詳細は市のホームページの企画政策課のページをご覧ください

5つのまちづくりテーマに基づく2023年度の重点的な取り組みを紹介します

1.安全で安心な暮らしを築く

  • 災害から市民の生命・財産を守るため、津波避難施設の整備を継続、車いすリフターなどの機能を備えた最先端の起震車を導入
  • 市民生活を守る消防救急活動の基盤づくりのため、南消防署本町出張所の再整備に向けた調査、設計業務および仮設庁舎への移転を実施
  • 浸水被害の軽減のため、用田1号水路の改修に向けた予備設計を実施
  • 防犯対策として、迷惑電話防止機能付電話機などの購入補助を継続、バーチャルリアリティーを活用した防犯体験学習機会の提供を実施
  • 交通安全対策として、交差点の車止めの設置やキッズ・ゾーンの路面標示を実施、歩行者横断点滅機の実証を継続
  • 総合的な新型コロナウイルス感染症対策の実施
  • 市民病院に新たな専門診療科として「腎臓移植内科」および「腎臓移植外科」を開設

キッズ・ゾーンの路面標示

2.健康で豊かな長寿社会をつくる

  • 自らの健康状態を把握してもらうため、胃がん検診内視鏡検査における70歳以上の対象者の自己負担額無料化を実施、健康診査を推進
  • 若年から高齢者までの健康づくりを支援するため、「ふじさわ歩くプロジェクト」を継続、スマホアプリを活用した「いきいきシニア外出支援事業」を新たに実施
  • 障がいのある人への合理的配慮を推進、重症心身障がい児者などを対象とした短期入所利用の促進、11歳以下の障がい児が利用できるよう訪問入浴事業を拡充
  • がん患者の療養生活を支援するため、ウィッグや胸部補整具の購入費用などの補助を新たに実施
  • 六会地区の住民によるキャンドルナイトのイベント事業や、鵠沼地区において商店街と連携し新たなまつりを創出する事業など、各地区においてまちづくり事業を実施

3.笑顔と元気あふれる子どもたちを育てる

  • 中学生の医療費助成に係る所得制限の撤廃
  • 妊娠・出産・子育てを応援するため、産後ケア事業について在宅でサービスが利用できるよう支援を開始、伴走型相談支援と経済的支援を一体的に推進
  • 新たな保育需要への対応などのため、法人立認可保育所の再整備費用を助成、市立善行保育園・善行乳児保育園の再整備に向けた事業者選定および設計に着手
  • 公立保育園5施設において、新たに3~5歳児クラスの児童を対象に主食の提供を開始
  • 医療的ケア児とその家族の支援のため、相談体制の整備や訪問看護師などによる一時的看護を実施、受け入れ保育施設の拡大や看護師の常駐配置など実施体制を充実
  • 保護者や地域住民が学校運営に参画する「コミュニティ・スクール」を小・中学校計26校へ拡大
  • 基礎的学力定着のための補習指導について、小学校の実施校を拡充
  • 教育の機会を保障するため、中学校において不登校生徒への別室などでの学習指導を実施

地域の協力による校外学習

4.都市の機能と活力を高める

  • 藤沢駅周辺地区の再整備については、藤沢駅南北自由通路拡幅の第1期工事に着手、駅前街区のデザインコンセプトを検討、南口駅前広場の再整備、指定管理者制度を活用したにぎわい創出事業などのプロジェクトを推進
  • 村岡新駅周辺地区の整備については、新駅の詳細設計やまちづくりガイドラインの検討などを継続、官民連携事業に向けた取り組みなどを推進
  • 健康と文化の森地区および新産業の森地区について、市街化区域編入や土地区画整理組合設立の認可に向けた取り組みを推進、地域経済の動向を踏まえたまちづくりの具体化に向けた検討を実施
  • MaaS(新たな移動サービス)などの技術革新や交通実態の変容などを踏まえた交通関連計画の見直し、善行長後線六会工区をはじめとする道路の計画的な整備
  • 下水道事業における老朽化対策の着実な推進
  • 企業立地を効果的に進めるため、市内空き工場・事業用地の調査を新たに実施
  • 持続可能な農業の実現を目指し、優良農地の維持・保全に資する耕作条件改善の支援や農道整備を実施

市民の健康づくりを支援します


下水道の老朽化対策を進めます


持続可能な農業の実現を目指します

5.未来を見据えてみんなではじめる

  • 地球温暖化対策の推進のため、電気自動車の導入補助件数の拡充および急速充電設備設置に関する補助の新設などを実施
  • 問い合わせに一元的に応対するコンタクトセンターの運営、保育事業や道路照明灯へのICT(情報通信技術)の活用、映像通報システムや救急活動のデジタル化など、デジタル市役所・スマートシティの取り組みを推進 
  • スマホの取り扱いに関する講座や相談窓口の設置などを実施
  • 介護人材の育成支援に対する補助の拡充、保育士・幼稚園教諭などの人材確保策の充実、地域医療などを担う看護人材の定着に向けた支援を実施
  • 市民会館や旧南市民図書館など生活・文化拠点の再整備に向けた取り組みを推進
  • 「チームFUJISAWA2020」と市内大学との連携事業を開始
  • プロスポーツチームと地域との交流事業を支援、今後のスポーツ施設のあり方を検討するための基礎調査など安心して利用できるスポーツ環境整備を推進

救急活動のデジタル化


スマホ何でも相談窓口

「藤沢市市政運営の総合指針2024」における3つのまちづくりコンセプト

 2021年に策定した「藤沢市市政運営の総合指針2024」には、SDGsの視点を取り入れ、3つのまちづくりコンセプトを位置付けています。

  • 詳細は市のホームページの企画政策課のページをご覧ください
  • 藤沢らしさを未来につなぐ持続可能な元気なまち(サステナブル藤沢)

 現在の世代だけでなく、将来の世代のニーズも満たすものであるかどうか、未来の人たちに誇れる取り組みであるかどうか、市の全ての取り組みを問い直し、持続可能な発展を目指します。

  • 共生社会の実現をめざす誰一人取り残さないまち(インクルーシブ藤沢)

 誰一人取り残さないという思いで、誰もが暮らしやすく、多様な生き方・考え方を認め合う、多彩な魅力と活力があふれるまちづくりを進めていきます。

  • 最先端テクノロジーを活用した安全安心で暮らしやすいまち(スマート藤沢)

 さまざまな課題に最先端技術を積極的に活用し、市民サービスの向上を図るとともに、ICTの力で市民参加の促進やコミュニティの活性化に取り組みます。