広報ふじさわ2025年5月10日号
空家は全国的に年々増え続けています。空家にしないための予防方法や空家になった場合の適切な管理方法、売却や賃貸による活用方法など、空家対策について考えてみませんか。
空家は近年、全国的に増加傾向にあり、適正に管理されていないと、地域住民の生活環境にも影響を及ぼす問題が発生します。
◎建物やブロック塀などの倒壊
隣家などに危害を加える恐れがあるほか、通行人に当たると生命に関わる重大な事故につながります。
◎環境の悪化
草木の繁茂や動物のすみ着き、害虫の発生で、不衛生な状態になってしまいます。
◎景観への悪影響
建物の破損やごみの散乱などで、周辺地域の景観を損ね、街並みの印象が悪くなります。
市では、近隣の方からの通報などで空家を確認した場合、所有者に対して空家の適正管理に関する指導や助言を行っています。それでも適正に管理されない場合には、「管理不全空家等」や「特定空家等」に認定して、指導や勧告などを行うことがあります。
勧告を受けると、固定資産税の住宅用地特例の対象から除外され、固定資産税が高くなる場合があります。
管理不全空家等…
適切な管理が行われていないため、そのまま放置すると特定空家等になる恐れのある空家等
特定空家等…
そのまま放置すると、倒壊など保安上危険となる恐れや著しく衛生上有害となる恐れがある、または著しく景観を損なっている状態などにある空家等
(公社)神奈川県宅地建物取引業協会湘南支部や(公社)全日本不動産協会神奈川県本部湘南支部などが空家・相続・遺言などの相談に応じます。
現在、空家を所有している方も、これから空家を所有する可能性のある方も、お気軽にご参加ください。
とき
6月7日(土)正午~午後5時
ところ
消防車両の展示・記念撮影会やキッチンカーの出店、ふじキュン♡との記念撮影会も!
内容
(ア)空家セミナー
「法務局による相続登記対策セミナー」
〈講師=法務局職員〉
(イ)専門家団体の個別ブース
(ウ)空家無料相談
(エ)専門家団体のミニミニ講座
(オ)終活ノートの配布
費用
無料
申し込み
(ア)(イ)(エ)(オ)は当日会場へ、(ウ)は6月6日(金)までに電話するか、氏名・電話番号、空家所有の有無・相談したい内容をEメールで住まい暮らし政策課【Eメール】fj-jutaku@city.fujisawa.lg.jpへ
空家は目の届かない間に、草木が繁茂し、建物が傷んでいきます。(公財)藤沢市まちづくり協会シルバー人材センターでは、所有者に代わって定期的に空家の見回りをするサービスを提供しています。
基本プラン
1回3000円(月単位など定期的な見回りもできます)
オプションプラン
申し込み・問い合わせ
(公財)藤沢市まちづくり協会シルバー人材センター【電話】(27)1100
、【FAX】(27)1102へ
被相続人の居住用家屋を相続した人が、一定の要件を満たし、その家屋または敷地を譲渡した場合、譲渡所得から3000万円が特別控除されます。
住まい暮らし政策課では、特別控除に必要な被相続人居住用家屋等確認申請書の交付を行っています。
空家バンク制度とは、空家の売却や賃貸を希望する方から提供された情報を、空家の購入や賃借を希望する方に提供する制度です。
空家バンクに登録した物件情報は市のホームページの住まい暮らし政策課
のページなどで掲載しています。
事前登録や個人情報の入力は不要で、解体費用などの概算がすぐに分かります。所有している建物の解体などを検討している方はぜひお試しください。
空家に関するイベントや取り組みのほか、市営住宅やマンション管理に関することなど、住まいや暮らしに関する情報を随時発信しています。ぜひフォローしてください。