広報ふじさわ2025年6月10日号
「フレイル」とは、加齢に伴い心身の機能が低下し、将来、介護が必要になる危険性が高くなっている状態をいいます。フレイルのサインを見逃さず、フレイル予防の習慣を生活に取り入れてみませんか。
加齢に伴い心身の機能が低下するフレイルになると、病気になりやすく、生活の質の低下につながるリスクが高まります。ただし、自身の状態を知り適切な対策をとることで、健康な状態に戻る可能性もあります。
「あなたの状態」の選択肢の中で赤字に該当した方は、フレイルに注意が必要です。
あなたの現在の健康状態はいかがですか
①よい ②まあよい ③ふつう ④あまりよくない ⑤よくない
毎日の生活に満足していますか
①満足 ②やや満足 ③やや不満 ④不満
1日3食きちんと食べていますか
①はい ②いいえ
半年前に比べて、さきいかやたくあんなど固いものが食べにくくなりましたか
①はい ②いいえ
お茶や汁物などでむせることがありますか
①はい ②いいえ
6カ月間で2~3kg以上の体重減少がありましたか
①はい ②いいえ
以前に比べて歩く速度が遅くなってきたと思いますか
①はい ②いいえ
この1年間に転んだことがありますか
①はい ②いいえ
ウオーキングなどの運動を週1回以上していますか
①はい ②いいえ
周りの人から「いつも同じことを聞く」などの物忘れがあると言われていますか
①はい ②いいえ
今日が何月何日かわからない時がありますか
①はい ②いいえ
あなたはたばこ(加熱式たばこや電子たばこを含む)を吸いますか
①吸っている ②吸っていない ③やめた
週に1回以上は外出していますか
①はい ②いいえ
ふだんから家族や友人との付き合いがありますか
①はい ②いいえ
体調が悪いときに、身近に相談できる人がいますか
①はい ②いいえ
市で運営している「いきいきサポートセンター(地域包括支援センター)」では、高齢者の皆さんがいつまでも自分らしく地域で暮らすために、主任ケアマネジャー、社会福祉士、保健師などが連携をとりながら支援を行っています。
市内に19カ所設置されています。所在地など詳細は、市のホームページの高齢者支援課のページをご覧ください。
フレイルを予防するためには、「運動」「栄養・口腔(こうくう)」「外出・交流」の3つの要素を連携させ、自分の生活サイクルに組み込んでいくことが大切です。
加齢と共に口の機能も低下するので注意が必要です。「むせやすくなった」「固いものが食べにくくなった」など、ささいな衰えから始まり、ゆくゆくは全身の機能の衰えにつながる可能性があります。
口の健康を保つためには、毎日の歯みがきで虫歯や歯周病などを予防することはもちろん、かかりつけ歯科医を持ち、適切なアドバイスを受けることも有効です。
かむ力、飲み込む力、滑舌を鍛える健口体操をYouTubeで紹介しています
市では、フレイル対策にもつながる介護予防として、さまざまな事業を行っています。ご自身の健康づくりにご活用ください。
● 転倒予防講座
転倒予防の運動や健康講話、簡単な体力チェックなど、日常生活で実践できる方法を学ぶ講座です。
● 個別運動サポート
個別の健康状態、日常生活での運動や身体活動状況などに合った運動指導とサポートを行います。1カ月間で2~3回面接などがあるプログラムです。
ところ
申し込み
藤沢市保健医療センター【電話】(88)7311
へ
● 介護予防教室
要支援または要介護認定を持たない方を対象に、筋力、バランス、持久力を向上するための体操、認知症予防のコグニサイズ、健口体操などさまざまな内容のプログラムを実施しています。
● いきいき運動グループ
市内の公園などで40団体以上が活動しています。1回20~30分程度、ラジオ体操やかわせみ体操などグループによって活動内容を工夫しながらさまざまな取り組みを行い、近所の人同士のちょっとした交流の場にもなっています。
身近な場所で人とつながりながら、健康づくりに取り組んでみたい方にお勧めです。
● いきいきシニア外出支援事業
スマホアプリ「みんチャレ」を活用し、人とのつながりや外出のきっかけを作る講座などを開催しています。
開催日時など詳細は、市のホームページの高齢者支援課のページへ