空前の猫ブームといえる昨今、テレビや雑誌などのさまざまなメディアでも取り上げられ、SNS でもその姿を見ない日はないほど、猫は身近で、愛してやまない存在です。そんな「猫」の美術作品を長年コツコツと蒐集してきたのがコレクターの招き猫亭氏です。そのユニークなコレクションは、これまでに「招き猫亭コレクション 猫まみれ展」として全国の美術館にて紹介され好評を博しています。このたび縁があってそのコレクションが本市へ寄贈されました。
スタンラン、ビアズリー、ウォーホルをはじめ、歌川広重や歌川国芳の浮世絵作品、レオナール・フジタ(藤田嗣治)、岸田劉生、椿貞雄、籔内佐斗司ほか国内外で著名な作家の油彩画、彫刻など、いずれも猫をモチーフとした優品およそ450 点になります。
藤沢市アートスペースでは、これらの作品を本市所蔵作品として順次公開する予定です。まずは第1弾としてコレクションの中核を成す選りすぐりの作品を紹介します。
市民をはじめ、多くの美術ファンならびに猫ファンの皆様に「招き猫亭コレクション」の魅力を感じとっていただければ幸いです。