藤沢市アートスペースは、当市と姉妹友好都市提携を結ぶ各市との文化交流を図るプログラムを昨年度からスタートさせました。本事業は各姉妹友好都市ゆかりのアーティストと湘南ゆかりのアーティストが展覧会を通して互いに理解を深めるべく行うものです。二回目となる今回は、半世紀以上にわたり当市と様々な交流を行ってきた長野県松本市ゆかりのアーティストとともに開催します。
松本市に拠点をおく梅川茜、大曽根俊輔、小林努と藤沢市で活動する後藤信治。本展で紹介する4名は、技法や形態、表現方法は様々ですが、伝統的な制作技法の上で独自の表現を試みている点が共通しています。彼らは、素材と真摯に向き合い、試行錯誤しながら作品を生み出します。私たちが目にすることができるのは、完成した作品の表層だけかもしれませんが、その表層・木目きめから制作にかけた時間や作品にこめた思いなどが読み取れることでしょう。
※本展覧会は、東京2020 公認プログラムです。