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ホーム > 教育・文化・スポーツ > 文化 > 文化財 > 藤沢市文化財ハイキングコース「烏森皇大神宮コース」
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更新日:2019年9月25日
藤沢本町駅→3分 真源寺→5分 伊勢山公園→12分 車田白旗稲荷→6分 内田の辻石造物→4分 上村神社→10分 皇大神宮→道陸神塔→5分 首塚の碑→1分 万福寺→2分 空乗寺→5分 法照寺→3分 普門寺→2分 斉藤家長屋門→2分 苅田の辻→2分 苅田稲荷社→10分 道祖神塔→2分 原の辻石造物→7分 長久保公園(都市緑化植物園)→3分 バス停長久保 バス5分→藤沢駅または辻堂駅
鵠沼の歴史の発祥は、烏森皇大神宮を中心に奈良時代頃から始まり、すでに高座郡土甘郷がおかれていました。平安時代になると伊勢神宮の神領・大庭御厨に属していましたが、天養元年(1144)、鵠沼郷は鎌倉郡のなかにあるとする鎌倉の源義朝が、御厨の荘官や伊勢神宮側と争乱を起こし、皇大神宮では神人の死傷や略奪などの被害を受けました。江戸時代に入って、幕府の天領(直轄地)もしくは大橋重保などの旗本の知行地となり、村は川沿いの水田・畑作と漁業をいとなむ半農半漁の暮らしでした。
このコースでは、桜の名所・伊勢山公園と烏森皇大神宮を中心に、周辺の神社・寺院をめぐりながら文化財を探索します。全山5千本の吉野桜に彩られ山頂の伊勢山公園は、毎春花見客で賑わいます。花便りを聞く頃、または皇大神宮の人形山車が繰り広げる歴史絵巻の人物たちに出会いに夏祭りをのがさず出かけてみるのも良いでしょう。
皇大神宮の人形山車
かつて烏が群がり棲んだことから烏森のお宮とも、また神明様とも呼ばれています。祭神は天照皇大神、合祀神は八幡大神・春日大神、相殿神として天児屋根命ほか四柱を祀っています。境内社は伊勢宮・豊受神社・稲荷神社・厳島神社・石神社・恵比須宮・山王社・秋葉神社・御嶽神社・御霊神社・太神社となっています。天長九年(832)に創立され、延喜年間(901~23)相模国土甘郷の総社に列せられ、長治元年(1104)には伊勢神宮大庭御厨の鎮守となったと伝えられています。また源平屋島の戦いで有名な那須与一が弓と矢を奉納したともいわれます。
8月17日の例祭日には県内でも珍しい人形山車9基が出て賑わいます。宮前の那須与一、上村の源頼朝、清水の神武天皇、宿庭の源義経、苅田の徳川家康、大東の楠正成、仲東の浦島太郎、原の日本武尊、堀川の仁徳天皇の順に参道に整列し、囃しながら神社へ入り、両者向き合って屋台ばやしの競演。祭りは最高潮に達し、拝殿では湯立神楽が行われます。この人形山車は明治の中頃氏子町内会がそれぞれ製作したもので、市の有形民俗文化財に指定され、皇大神宮の祭礼は「かながわの民俗芸能50選」に挙げられています。樹齢数百年にもなるタブノキ、ケヤキなどが、境内奥に残り、かつて烏森公園一帯をおおっていた雄大な鎮守の森の風情が偲ばれます。
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