ここから本文です。

更新日:2022年6月9日

藤沢市教育委員会『教育長の窓No.204』

2022年(令和4年)4月13日号教育長の窓No.204

「新しい生活様式の確立へ向けて」

kyouikutyou

 新型コロナウイルス感染症への対応が始まってから2年以上が経過しました。市内の小学校、中学校、特別支援学校では、「コロナ禍においても、学びを止めない」という基本方針のもと、様々な感染防止対策に向き合いながら、教育活動に取り組んできました。

 さて、教育委員会では、今年の3月に改定した「学校教育ふじさわビジョン」を踏まえ、令和4年度は、児童生徒、教職員をはじめ、学校にかかわるすべての人が笑顔になれるよう、5点の重点的な取組を掲げました。

 1点目は、「ICTを活用した学習指導と情報活用能力の育成」です。ICTを最大限に活用し、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業を行うことで、新たな社会を切り拓く子どもたちを育てていきます。

 2点目は、「支援教育の充実」です。藤沢市では、これまでもずっと支援教育を大切にしてきました。今年度は、新たに大清水小学校に特別支援学級を、また、秋葉台小学校には難聴の特別支援学級を開級しました。今後も、引き続き、支援教育の充実に努めてまいります。

 3点目は、「学校運営協議会設置校(コミュニティ・スクール)の拡大」です。昨年度、「片瀬小学校」と「秋葉台小学校」の2校をモデル校として実施してきましたが、今年度は、13地区に設置校を広げ、昨年度の2校に、新たに小学校7校、中学校6校を加え、合計15校において実施していきます。

 4点目は、「学校適正規模・適正配置に向けた取組」です。昨年度、策定した「藤沢市立学校適正規模・適正配置に関する基本方針」を踏まえ、今年度は、「藤沢市立学校適正規模・適正配置実施計画」の検討を開始します。

 5点目は、教職員の働き方改革の推進です。この2年間、学校の年間計画が厳選され、出張での会議や研修の多くがオンラインでの実施となりました。学校行事は様々な工夫がなされ、限られた条件の中で行われました。この経験をしっかりと検証することで、アフターコロナにおいては、全てをコロナ前に戻す考え方ではなく、学校行事や様々な業務について、より精選し、取組について大胆に改善を図ることができると思っています。コロナ禍をただの災難とすることなく、教職員の働き方について、大きく改革できるチャンスと捉え、ウィズコロナの新しい生活様式を定着させていくとともに、このことにより、教職員が児童生徒と向き合い、学習をはじめとした学校生活の充実を図ることができるよう取り組んでまいります。

 新型コロナウイルス感染症の状況は、まん延防止等重点措置の解除後は、新規感染者数の減少がみられたものの、このところは再び増加傾向に転じています。しかし、世の中は以前のような自粛一辺倒の対応ではなく、経済活動を制限しない方向へシフトしているように感じられます。学校教育につきましても、これまでの感染予防の取組を継続しながら、子どもたちの学びを保障していきたいと思います。保護者のみなさま、地域のみなさま、今年度も引き続き、学校教育にご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

 

情報の発信元

教育委員会教育部教育総務課

〒251-8601 藤沢市朝日町1番地の1 本庁舎3階

電話番号:0466-50-3556(直通)

ファクス:0466-50-8424

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

質問:このページの情報は役に立ちましたか?

質問:このページの情報は見つけやすかったですか?