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更新日:2022年9月13日

藤沢市教育委員会『教育長の窓No.206』

2022年(令和4年)7月25日号教育長の窓No.206

「チャレンジと成長の夏休みに」

kumo

 今年は、例年より早い梅雨明けとなり、6月末からは連日の猛暑が続きました。その後、梅雨末期のような豪雨により、今年も残念ながら全国で大雨による災害が発生してしまいました。被災された方々へは、心よりお見舞い申し上げます。

 新型コロナウイルスの感染状況は、7月に入り全国的に急拡大し、中旬には藤沢市内の小中学校でも、いくつかの学校で学級閉鎖となってしまいました。夏休みに入り、子どもたちが集まる機会は少なくなりましたが、今後も部活動や児童クラブなどでの感染拡大が懸念されます。そのほかにも、熱中症や水の事故など心配は尽きませんが、子どもたちが、安全・安心な毎日を健康的に過ごしてくれることを心から祈っています。

 今年度の7月までを振り返りますと、世の中では、新型コロナウイルス感染症の新規感染者数は下がりきらないものの、重症者数が増加していないことから、各種イベントの開催や人数制限の撤廃など、社会経済活動は活発に動き始めました。市内の小学校、中学校、特別支援学校においても、感染防止対策を継続しながら、学校や市内規模で行われる各種行事は予定通りに実施してきました。体育大会や遠足、修学旅行などがおおむね予定通りに開催できたことは、これまでの2年間を振り返りますと、心から安堵するとともに、子どもたちや学校の努力、各家庭のご協力に感謝の気持ちでいっぱいです。

 さて、いよいよ夏休みに入りました。子どもたちには、学校では学べない学習や経験を積む機会にしてもらいたいと思います。夏休みの目的には諸説ありますが、チャイムの鳴らない一日を、自ら時間管理をして生活すること。その中で時間を設定して自主的に学習に取り組むこと。日頃はできない読書活動や自由研究により興味ある学びを深めること。家庭内での役割を果たし、家族との時間を過ごすこと。自然とのふれあいやスポーツ・芸術・文化など、さまざまなことを経験すること。などが挙げられると思います。コロナ禍による制限はありますが、できないことを嘆くのではなく、できることを積極的に探す姿勢で取り組むことが、ウィズコロナに必要な考え方だと思います。感染防止対策をしっかり講じながら、できることには臆することなく取り組んでほしいと思います。臨機応変な状況判断も大切な「生きる力」です。メリハリのある生活様式で、新たなチャレンジや大きな成長につながる充実した夏休みとなるよう心から願っています。

 夏休みが明けますと、「スポーツ・芸術・文化の秋」となり、小学校や白浜養護学校では、修学旅行や運動会、八ヶ岳野外体験教室、中学校では、文化祭や合唱祭などが行われます。何より新型コロナウイルス感染症の状況が気がかりですが、教育委員会としましては、これまでと同様に、「コロナ禍においても学びを止めない」という基本方針のもと、安全・安心に実施できる方法を探りながら、市内の各学校を支援してまいりたいと思います。保護者のみなさま、地域のみなさま、引き続き、ご支援とご協力をよろしくお願いいたします

 

情報の発信元

教育委員会教育部教育総務課

〒251-8601 藤沢市朝日町1番地の1 本庁舎3階

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ファクス:0466-50-8424

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