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2020年11月25日号 広報ふじさわ…市政情報    〔 21 / 26 page 〕

こんにちは 湘南広域ニュースです

 藤沢市・茅ヶ崎市・寒川町の2市1町で広報の相互掲載をしています。

 今回のテーマは「生き物」です。

藤沢市

江の島の名を持つ魚「カエルウオ」

 今回は、藤沢ゆかりの生き物について、新江ノ島水族館の方にお話を伺いました。

 カエルウオは、江の島産の個体をもとに新種発表されたことにちなんで「エノシマエ(学名:Istiblennius enosimae)」の名を授かっています。江の島の固有種ではなく、千葉県から屋久島にかけての太平洋と、兵庫県から九州南岸にかけての日本海に広く分布しています。

 江の島に見られるような岩礁海岸に住み、潮だまりのほか、外海に面した岩肌や石のごろごろした河口で見られることもあります。

 全体的な雰囲気はカエルというよりヘビのようです。体をくねらせながら岩から岩へ泳いでは止まり、岩肌に生えている藻類を剥ぎ取って食べます。

 カエルらしい特徴もあります。顔つきはもちろん、特筆すべきはその動きです。まれにカエルウオは上陸して岩肌を跳ねて移動することがあります。他の多くの魚が陸では上手に動けないのに対して、カエルウオはトビハゼやムツゴロウのように、しっかりと頭を前に向けて、折り曲げた体をバネのように使ってスムーズに移動します。

問い合わせ

 新江ノ島水族館【電話】(29)9960、【FAX】(29)9965または広報課【電話】内線2122、【FAX】(24)5929

茅ヶ崎市

1000年生きる大イチョウ

 浜之郷にある鶴嶺八幡宮。その境内でひときわ存在感を示す大きなイチョウの木は樹齢1000年といわれています。

 鶴嶺八幡宮によると、八幡宮は平安時代末期に起源を持ち、源氏が関東へ進出するための戦勝祈願として建てられました。その際、源氏によって手植えされたものがこの大イチョウで、高さ29m、幹周9mもあり、県内有数の巨木です。ゴツゴツした木肌には大小の枝が縦横無尽に広がり、現在の太い幹を形作った「極めて珍しい木」と伝承されています。

 樹齢や大きさが文化財として評価され、1962年に県天然記念物に指定されました。84年には「かながわの名木100選」にも選定されています。

 「例年11月下旬ごろに葉が色付き、見頃を迎えます。黄金色に染まったご神木は圧巻です」と鶴嶺八幡宮の宮司さん。鶴嶺八幡宮の御朱印帳には、茅ヶ崎市オリジナル広報キャラクターえぼし麻呂も登場しています。

問い合わせ

 茅ヶ崎市秘書広報課【電話】0467(82)1111、【FAX】0467(87)6345

寒川町

中里公園のトラフズク

 寒川神社近くの中里公園では、12月の終わりごろからフクロウの一種であるトラフズクが餌を求めて訪れ、一冬を過ごす光景が見られます。

 トラフズクは、全長35~40cmほどで、平たい顔をしており、羽や腹面はトラのような模様をしています。目の上に耳のようなものがありますが、これは耳ではなく飾り羽で、実際の耳は目の横あたりにある大きな穴です。羽毛で覆われている両耳の耳穴は左右でずれた位置にあり、奥行きも左右で異なっていることから、広範囲の音を感じ取ることができるといわれています。

 夜行性なので昼は樹上で休み、夕方になると餌を探しに動き出し、ネズミ類や昆虫などを捕食します。 

 これからの冬の時期に、タイミングがよければ公園内の大きな木の中に複数のトラフズクを見ることができるかもしれません。

※写真撮影などは、マナーを守ってください

問い合わせ

 寒川町環境課【電話】0467(74)1111、【FAX】0467(74)1385



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