特集
ジェンダー平等のまち「ふじさわ」をめざして

　市では、SDGs（持続可能な開発目標）の一つである「ジェンダー平等の実現」に向け、「ふじさわジェンダー平等プラン2030～藤沢市男女共同参画計画」を策定しました。

問い合わせ人権男女共同平和国際課【電話】内線2131、【FAX】（50）8436

「ふじさわジェンダー平等プラン2030～藤沢市男女共同参画計画」とは…

将来像

共に生き、共に創ろう、未来につなぐ、

ジェンダー平等のまち「ふじさわ」

基本理念

☆固定的性別役割分担を解消し、人権を尊重したジェンダー平等社会を実現する

☆ワーク・ライフ・バランスの実現をめざすとともに、誰もが多様な分野に参画し、互いに認め育て合う社会を実現する

☆困難な状況にある人々への支援をはじめ、誰もが健康で安心して暮らせる社会を実現する

　市では、これまでさまざまな施策を進めてきましたが、性別による固定的な役割分担意識やそれに基づく社会習慣・社会制度は根強く残っています。

　また、セクシュアルマイノリティ（性的少数者）といった多様な性への尊重と理解、増加するDV（ドメスティックバイオレンス）・虐待の防止など、困難を抱えた人たちが安心して暮らせる社会づくりが求められています。

　本計画はこうした課題や各種法令の制定・改正、新型コロナウイルス感染症をはじめとした社会情勢を踏まえ、“共生社会の実現をめざす誰一人取り残さないまち（インクルーシブ藤沢）”の視点に基づき策定しました。

　2030年度を目標年次として、市民・NPO・ボランティア・大学・企業など多様な主体と協働して施策を推進していきます。

ジェンダーってなに？

　生まれついての生物学的性別に対し、社会通念や習慣などに基づき社会的・文化的に形成された性別を「ジェンダー」といいます。

※本プランの詳細は各市民センター・公民館で閲覧できるほか、市のホームページの人権男女共同平和国際課のページからご覧になれます

※本プランの冊子は文書館、市民相談情報課で有償頒布しています

重点目標	課題	施策の方向性
人権を尊重したジェンダー平等の社会づくり	ジェンダー平等社会の意識づくりジェンダー平等学習の推進ジェンダー平等社会実現のための人権意識の醸成	意識改革のための市民・地域・行政の協働ジェンダー平等を推進するための情報収集と提供子ども・青少年へのジェンダー平等教育の推進社会教育におけるジェンダー平等学習の推進人権意識を醸成するまちづくりの推進
あらゆる分野でのジェンダー平等の促進	政策・方針決定過程への女性の参画女性の職業生活における活躍の推進地域におけるジェンダー平等の推進防災分野におけるジェンダー平等の促進	政策・方針決定過程への女性の参画促進女性の地域リーダーへの起用促進女性の創業・就労支援・キャリアアップ促進女性の労働条件の向上と雇用の場における平等の推進ジェンダー平等社会を支える市民活動の育成・支援多様な市民の地域参加の促進防災分野におけるジェンダー平等の促進
ワーク・ライフ・バランスの推進	働き方改革の推進家庭におけるジェンダー平等の推進ワーク・ライフ・バランスの実現に向けた環境の整備	働き方改革に向けた意識改革の推進固定的性別役割分担意識の解消多様なニーズに対応した子育て支援の充実介護などへの社会的支援
あらゆる暴力の根絶	あらゆる暴力の根絶に向けた社会づくり DVの根絶ハラスメントと虐待の根絶	暴力を容認しない社会づくり安心・安全な保護体制づくり被害者への自立支援ハラスメントと虐待、性犯罪などの防止
多様な性を尊重する社会づくり	性の多様性への理解と支援	セクシュアルマイノリティに対する理解の促進セクシュアルマイノリティに対する支援
誰もが安心して暮らせる社会づくり	さまざまな困難を抱える人々への支援と自立の促進リプロダクティブ・ヘルス/ライツ（性と生殖に関する健康と権利）の保護 “人生100年時代”に向けた健康づくり	多様な困難（ひとり親、貧困、外国につながりのある人など）を抱える人々への支援出産に関わる健康の確保と増進生涯にわたる健康づくりの推進