ここから本文です。

2023年5月10日号 広報ふじさわ…市政情報  [2/23 page]

特集
参加しませんか
平和学習広島・長崎派遣プログラム

 市では、次代を担う青少年を被爆地に派遣しています。戦争の悲惨さや核兵器の恐ろしさ、平和の大切さなどを学ぶプログラムに参加しませんか。

問い合わせ 人権男女共同平和国際課【電話】内線2134、【FAX】(50)8436

 今年度はこれまでの平和学習事業をリニューアルし、参加者が被爆者から主体的に話を聞き、学び、学習の成果を伝えていく体験型のプログラムとして実施します。

 次世代に平和をつなぐ担い手となるユースリーダーも新たに募集します。

とき

(ア)広島…8月5日(土)~7日(月)〈2泊3日〉

(イ)長崎…8月7日(月)~10日(木)〈3泊4日〉

対象・定員

 一般募集…市内在住・在学の小学5年生~高校生(ア)(イ)各15人(選考)

 ユースリーダー…高校生を除く18~23歳程度で、市内在住・在勤・在学または本市の平和学習事業に参加した経験のある方(ア)(イ)各3人(選考)

費用

(ア)小学生1万円、中学・高校生1万3000円、ユースリーダー1万5000円

(イ)小学生1万3000円、中学・高校生1万7000円、ユースリーダー2万円

事前学習や派遣報告会を実施します

  • 事前学習・ユースリーダー研修…7月8日(土)、29日(土)
  • 派遣報告会…8月26日(土)
  • 派遣報告展…11月下旬

平和学習派遣プログラム事前学習
「記憶の解凍」~戦争体験者の「想い・記憶」を未来へ継承するために

 AI技術や戦争体験者との対話、資料をもとに、戦前から戦後の白黒写真をカラー化する「記憶の解凍」。この取り組みに携わる東京大学学生の庭田杏珠さんを講師に迎え、事前学習の一環として7月8日(土)に記念講演を実施します。

申し込み

 6月9日(金)〈必着〉までに人権男女共同平和国際課各市民センター公民館で5月15日(月)から配布する申込書を書いて、同課へ

主な学習プログラム

広島 HIROSHIMA

「記憶の解凍」ARアプリを使った旧中島地区フィールドワーク

 「記憶の解凍」でカラー化した写真をスマホの地図・AR(拡張現実)ビューに表示できるアプリを活用します。アプリ開発に携わった庭田杏珠さんとともに、原爆投下前に広島有数の繁華街であった旧中島地区(現在の平和記念公園)を歩きます。

平和学習講話「もう一つの語り部 被爆電車物語」

 広島電鉄には、走行中に被爆し、修復後、現在も生活の足として運行されている車両が存在します。元広島市こども文化科学館館長の加藤一孝さんを講師に迎え、被爆電車を通じて原爆で廃墟になる前の魅力的な広島の街や被爆当時の様子、そして、戦後の復興に向けた人々の思いを学びます。

平和学習講話「三度許すまじ原爆を」

 「三度目は許してはいけん。広島と長崎で終わり。三度目の核兵器を使うことがあったら人類が危ない」。小学1年生の時に、広島駅の近くで被爆した梶矢文昭さんの体験を聞き、核兵器の恐ろしさや平和の大切さを学びます。

被爆電車体験乗車

 被爆電車に乗車し、車窓を眺めながら当時の様子や戦後復興の足跡を学びます。被爆電車を含む2両を貸し切り、それぞれの車両に加藤一孝さんと梶矢文昭さんが乗車します。

長崎 NAGASAKI

平和案内人によるフィールドワーク

 長崎市の平和案内人と共に、爆心地から西にわずか500mの丘の上にあった城山国民学校(現:長崎市立城山小学校)や原爆資料館、爆風で被害を受けた山王神社の一本柱鳥居や被爆クスノキなどの被爆遺構を見学します。

青少年ピースフォーラム

 全国の青少年と共に平和について学び考える、長崎市主催の「青少年ピースフォーラム」に参加します。2日間にわたり被爆体験を聞いたり、全国から長崎を訪れる青少年と平和について意見を交わしたりします。

稲佐山展望台見学

 広島と長崎の被害範囲の違いの一つは、長崎市街が山々に囲まれていたためといわれています。山頂にある展望台から、長崎市街を一望することで、理解を深めます。