ここから本文です。

2023年6月10日号 広報ふじさわ…市政情報  [2/22 page]

特集
楽しく安全に外出して
フレイル対策を始めませんか

 新型コロナウイルス感染症の影響により外出を控えたことで、筋力の低下や社会とのつながりの減少など、フレイルが進行しやすい状況となっています。フレイルの予防・改善を心がけましょう。

問い合わせ 高齢者支援課【電話】内線3285、【FAX】(50)8412

フレイルの入り口は「社会とのつながりの減少」から

 「フレイル」とは、高齢になって心身の活力(筋力、認知機能、社会とのつながりなど)が低下した状態のことをいいます。

 フレイル予防のポイントには「運動」「栄養」「社会参加」などがあります。特にフレイル状態に近づくきっかけは「社会とのつながりの減少」だといわれています。

 新型コロナウイルス感染症の影響により、家族や友人、近所の方と接する機会が減っていた方も多いかもしれませんが、その状態が続くことで、心や身体の衰えにもつながりやすくなってしまいます。

 人と話すことや久しぶりの外出で、心と身体に刺激を与え、フレイルを予防していきましょう。


まずは簡単なチェックで確認しましょう~身近な場所でフレイルチェックができます

 「高齢者はり・きゅう・マッサージ利用券」をご利用の場合、希望者は年1回フレイルチェックを受けることができます。

 早期に発見して改善に向けて取り組めば、フレイルは回復が見込めます。まずは自分にフレイルの兆候があるか、簡単なチェックで確認してみましょう。

 フレイルチェックができる施術所は、利用券に同封されている一覧表または市のホームページの高齢者支援課のページをご確認ください。

日常生活に運動を取り入れましょう

 天気の良い日は近所の公園やお寺などを目的地にして散歩する、地域の名所を巡ってみるなど、日常生活の中で身体を動かす時間を設けましょう。

 フレイル予防には筋肉量や筋力維持のためのスクワットなどの筋力トレーニングも有効です。運動に慣れていない方は、無理のない程度から始めてみましょう。

運動を始める前に

  • 無理をせず、自分のペースで行いましょう
  • 転ばないよう安全な場所で行いましょう

膝伸ばし

 膝への負担が少ない運動です

  • 椅子に座って片方の足を持ち上げます。爪先は天井に向けましょう
  • 足を上げる高さで運動の強さが変わります
  • 足を上げたら5秒キープし、ゆっくり下ろします

もも上げ

 腸腰筋をきたえます

  • 椅子に座り、手で椅子の座面をつかみ、体を安定させます
  • 片足ずつ膝を胸に引き上げるように上げます
  • 5秒キープして、ゆっくり下ろします

身近な場所でできるフレイル対策

 市では、フレイル対策にもなる介護予防を目的としたさまざまな事業を行っています。ご自身の健康づくりにご活用ください。

  • 介護予防事業「65歳からの健康づくり」の案内は広報ふじさわで原則毎月25日号に掲載しています

(ア)転倒予防講座

 転倒予防の運動や健康講話、簡単な体力チェックなど、日常生活で実践できる方法を学ぶ講座です。

とき

 7月20日(木)午前10時~正午

ところ

 鵠沼公民館

申し込み

 6月28日(水)から藤沢市保健医療財団【電話】(88)6752へ(平日午前9時~午後5時)

(イ)個別運動サポート

 個別の健康状態、日常生活での運動や身体活動状況などに合った指導とサポートを行います。1カ月間で2~3回面接などがあるプログラムです。

ところ

 藤沢市保健医療センター

申し込み

 藤沢市保健医療財団【電話】(88)6752へ(平日午前9時~午後5時)

(ウ)介護予防教室

 ロコモティブシンドロームを予防するための筋力、バランス、持久力を向上させる体操や運動、認知症予防のコグニサイズ、健口体操などさまざまな内容のプログラムを実施しています。

(エ)いきいき運動グループ

 市内約30カ所の公園や市民の家で「いきいき運動グループ」が活動しています。1回20~30分程度、ラジオ体操やかわせみ体操などグループによって活動内容を工夫しながらさまざまな取り組みを行い、近所の人同士のちょっとした交流の場にもなっています。

 身近な場所で人とつながりながら、健康づくりに取り組んでみたい方にお勧めです。


 (イ)~(エ)の開催日時など詳細は、市のホームページの高齢者支援課のページをご覧になるか、お問い合わせください。