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更新日:2020年7月3日
2020年(令和2年)5月22日号教育長の窓No.186
「学校再開へむけて」
新型コロナウイルス感染症による臨時休校は、度々の延長により今月末で約3ヶ月間になろうとしています。5月21日付で多くの地域が緊急事態宣言解除となりました。神奈川県は現在のところ継続中ですが、藤沢市の学校や教育委員会では、6月1日からの学校再開へ向けての計画や準備を始めています。
臨時休校により、本来は学校生活に加え、友だちと楽しく遊ぶこと、自由に運動することなどが子どもたちの日常生活ですが、他人との接触を極力控える生活が続きストレスが溜まることから、子どもたちの心身の健康については特に心配です。また、各ご家庭の状況も気がかりです。子どもたちや保護者のみなさんが最も心配されているのが、授業ができないことによる学習の遅れではないかと思います。授業再開後には、詰め込みにならないように留意しながら、遅れを取り戻すよう工夫して授業を行っていきます。
藤沢市では今回の臨時休校中に、子どもの居場所や昼食の支援に取り組みました。各学校教職員の協力により、様々な理由で厳しい状況のご家庭にとって、一助になったのではないかと思っています。しかし、学校再開後の分散登校期間については、教職員がほぼ授業にかかわるため、その継続が難しいと考えていました。そのような中、青少年指導員や青少年育成協力会の方々と学校が連携して子どもの居場所や校庭開放などの見守りをお願いすることにしました。本当にありがたいご支援だと感じています。
「ウィズ・コロナ」という言葉を聞くようになりました。コロナウイルス感染症が心配の中でも、できる限りの予防に努めながら日常を取り戻すという意味です。これからは、学校生活における「新しい生活様式」を確立し、継続していくことが求められています。大きな災害に遭われた方が、「当たり前の日常が、いかに幸せだったか…。」と言われます。私たちも日々そのことを実感しています。以前のような当たり前の学校生活が、一日も早く戻ることを切に願っています。
保護者のみなさま、地域のみなさま、今後も学校教育にご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
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