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2022.03.08-2022.03.27
終了しました

特別企画 オペラーカス 大崎清夏/後藤てるみ/cobird/TEPPEI YAMADA/中村厚子とアイウエオ歌劇団

この度、5名のアーティスト、湘南工科大学総合デザイン学科中尾研究室とともに「オペラーカス-創造ラボVol.0」を実施します。

過去に藤沢市アートスペースの企画に参加したアーティストを招き、ワーク・イン・プログレス(=完成したものではなく、制作のプロセスも含めて共有する形の作品形式)を展開する、本企画のテーマは「オペラ」です。

藤沢には芸術文化の中でも歴史ある「市民オペラ」があります。その歴史は、1973年の初演から現在に至るまでに24回の公演が行われています。オペラは、既に、クラシックな音楽による歌曲というような、固有の形式を持つように考えられていますが、元々、総合芸術といわれるように、音楽、美術、演劇など様々な表現要素をもつ柔軟性の高い表現領域です。

今回は藤沢の新たな「市民オペラ」を考えるべく、多様な発想と技法をもったアーティストが参加します。大崎清夏(詩)、後藤てるみ(絵画)、cobird(コラージュ作品)、中村厚子(立体、舞踏)、TEPPEI YAMADA(メディアアート、インスタレーション)、そして湘南工科大学と一緒に、型に捉われない「オペラ」を構想しました。出品されるのは、オペラの舞台ができあがるまでを創造したドローイングや、舞台装置の模型、試作となる舞踏を踊った映像や音楽、物語の主軸となる詩作など盛りだくさんです。江の島の伝説などから着想を得た物語も作りました。

会期中においてもアーティスト達が考える「オペラ」のアクロバティックな発想が、日々展開される様子をアートスペースではご覧になれるでしょう。その様子は、サーカスに喩えられるかもしれません。「サーカス」には、ラテン語で円・輪という意味があります。円座になって話し合い創造する場・ラボ(実験室)にしたいという願いから、今回のタイトルを「オペラーカス」というものにしました。

鑑賞者にとって、普段馴染みのないアーティストという職業の人々が、どのようなことを考えながら作品を制作していくのかをご覧いただける機会となるでしょう。


会期

2022年3月8日〜3月27日

休館日

3月14日(月)、22日(火)

開館時間

10:00-19:00(入場は閉館の15分前まで)

観覧料

無料

会場

藤沢市アートスペース

主催

藤沢市、藤沢市教育委員会



展覧会チラシ


参加アーティスト

大崎清夏(おおさき・さやか)

詩人。2011年、ユリイカの新人としてデビューし、第一詩集『地面』を刊行。2014年、第二詩集『指差すことができない』が第19回中原中也賞受賞。近著に詩集『踊る自由』などがある。藤沢市アートスペース平成30年度企画展Ⅱ「Scholar」参加アーティスト。

オペラーカスのための習作


後藤てるみ(ごとう・てるみ)

2013年神奈川県茅ヶ崎市にて単位制の美術学校
kotte設立。kotteにて美術史から絵画技法まで教える一方、自身でキュレーションする展覧会を実施するなど、幅広い活動を展開する。藤沢市アートスペース平成29年度、令和3年度MEP参加アーティスト。
《オペラーカスのための絵画》2022

cobird(コバード)

アパレルメーカーなどでデザイナーとして勤務後、現代美術家として活動を始める。インターネットや雑誌、書籍、動画からサンプリングしたイメージを使用し、コラージュ作品を中心に発表している。藤沢市アートスペース令和元年度企画展Ⅵ「変容のありか流れる時間の捉え方」参加アーティスト。

オペラーカスのための習作


TEPPEI YAMADA(てっぺい・やまだ)
「世界の構造を読み解くための装置」として音や映像、動力を使い、様々な領域を横断した作品をつくる。代表作”Apart and/or Together”は第22回文化庁メディア芸術祭審査員推薦作品などを受賞。藤沢市アートスペース平成28年度企画展Ⅱ「Art Album」参加アーティスト。

オペラ-カスのための習作


中村厚子とアイウエオ歌劇団 (なかむら・あつことあいうえおかげきだん)

オペラーカスの開催がきっかけとなり、美術家・中村厚子と湘南工科大学総合デザイン学科空間デザインコースの学生で結成された歌劇団。舞踏から作曲、舞台美術の考案まで総合的に創作する。

制作・展示支援プログラム「Artisits in FAS 2016」入選アーティスト(中村厚子)


関連イベント

トークイベント終了しました

「オペラーカス-創造ラボvol.0」トークイベント

【アーティストトーク】

2022年3月13日(日)
5名のアーティストと湘南工科大学総合デザイン学科中尾教授、担当学芸員が作品や制作についてお話ししました。
アートスペース公式YouTubeからアーカイブを配信しています。

 

【アーティストインタビュー】
参加アーティストがこの企画に参加して何を思ってどんな構想をしたのか、インタビューをしました。
今後もこのワーク・イン・プログレスの企画は継続を予定しています。
FASの公式YouTubeチャンネルからご覧いただけます。


〈お問い合わせ〉

藤沢市アートスペース
(藤沢市生涯学習部文化芸術課)
〒251-0041神奈川県藤沢市辻堂神台2-2-2
ココテラス湘南6階
TEL 0466-30-1816
FAX 0466-30-1817
E-mail fj-art@city.fujisawa.lg.jp

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