「Artists in FAS」は、藤沢市アートスペース(以下、FAS)が多様な創作活動に携わるアーティストたちに、制作の場と発表の機会を提供するアーティスト・イン・レジデンスプログラムです。
7回目となる今回は、国内外から75件の応募があり、外部審査員(三田村光土里氏[美術作家]、天野太郎氏[東京オペラシティアートギャラリー チーフ・キュレーター])によって、絵画・立体、映像、写真、メディアアートなどを手がける3名と1組が選出されました。
入選アーティストたちは、展覧会に先立つ10月から3ヶ月半、作品制作のために近隣をリサーチし、FASのレジデンスルームで滞在制作を行いました。その成果を本展にて発表します。
湘南の人々や風土に触れた経験が結実した作品に、どうぞご期待ください。
アーティストMATHRAXの体験型作品を、ゲストの河野哲也氏(哲学博士)と一緒に鑑賞します。
こどもの視点、大人の視点、ひとりひとり作品に対して感じることは違うものです。
他の人はどう感じているのでしょうか?
こどもから大人まで誰でも楽しめる哲学対話で、作品の理解を一緒に深めてみませんか?
どなたでもお気軽にお越しください。
MATHRAX展示会場
河野 哲也(こうの てつや)
立教大学文学部・教授、博士(哲学、慶応義塾大学)。日本哲学会理事、日本学術会議連携委員。
専門は、現代哲学と倫理学。哲学対話を、未就学児から高齢者まで対象として、全国で実践している。代表著作:『境界の現象学:始原の海から流体の存在論へ』(筑摩選書)、『じぶんで考えじぶんで話せる:こどもを育てる哲学レッスン・増補版』(河出書房新社)など。
MATHRAX(マスラックス)
福岡県生まれの久世祥三と神奈川県生まれの坂本茉里子によるアートユニット。主な展示に、2022年とよなかアーツプロジェクト メディアアート企画 展覧会「光さす間に」(豊中市立文化芸術センター/大阪)、2020年「ふれて すすむ まえへ - 音と光と香りとともに」 (茅ヶ崎市美術館/神奈川)など。2021年アジアデジタルアート大賞展FUKUOKAインタラティブアート部門入賞〔ステラノーヴァ〕。 “人の感覚とデジタル技術と社会”をテーマに、木や石などの自然物とコンピュータを組み合わせたインスタレーションやオブジェを制作する。光や音や香りを用いたインタラクティブな表現で、体験者に新たな世界を想起させる。
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