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冬は気温が低くなり、空気が乾燥するため、ウイルスの活動が活発になります。新型コロナウイルス感染症をはじめ、季節性インフルエンザ、感染性胃腸炎など、流行しやすい感染症に気を付けましょう。
問い合わせ 保健予防課【電話】(50)3593、【FAX】(28)2121
季節性インフルエンザは、例年、初冬から春先にかけて流行します。
国内では、2020年度以降、流行がみられていないため、ウイルスの抗体保有率が低下しています。さらに人の移動の回復などによって今年は例年より早く流行する可能性があり、注意が必要です。
どうやって感染するの?
感染経路は主に飛沫感染です。感染者の咳(せき)やくしゃみの飛沫の中にウイルスが多く含まれており、空中に飛んだウイルスを吸い込んで感染を起こします。ウイルスが手についたまま、鼻や目などをこする接触感染もあります。
感染を予防する方法は?
ノロウイルス、ロタウイルス、サポウイルスなどを口から取り込むことで、嘔吐(おうと)・下痢・腹痛・発熱を引き起こす感染症です。感染力が強く、1年を通して発生していますが、特に秋から冬にかけて流行します。
どうやって感染するの?
ノロウイルスは、感染者の便や嘔吐物に大量に含まれ、手や食品を介して感染します。ノロウイルスを保有した二枚貝を、生や加熱不十分で食べることでも感染します。
感染を予防する方法は?
次亜塩素酸ナトリウムは、嘔吐物などの処理には0.1%、共有部分などの消毒には0.02%に希釈し、消毒後に水拭きをしましょう
この冬は、新型コロナウイルス感染症が今夏以上に拡大し、季節性インフルエンザと同時に流行する可能性があります。
発熱外来をすみやかに受診できない場合に備え、あらかじめ市販の解熱剤や咳止め薬、最低3日分の食料、1人2セット以上の医療用または一般用新型コロナウイルス抗原検査キットを準備しておきましょう。
問い合わせ
保健予防課新型コロナウイルス感染症対策担当【電話】(20)5357、【FAX】(28)2300
HIVを正しく理解しましょう
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染すると、風邪のような症状が出ることがありますが、通常は数日~数週間で症状は消えます。
自覚症状がない時期が数年続き、さらに進行すると免疫力が低下してエイズ発症となり、本来なら自分の力で抑えることができるような病気などを発症するようになってしまいます。
HIVの感染力は弱く、つり革や手すりの接触、握手や抱擁などの行為では感染しません。咳・くしゃみなどの飛沫からも感染しません。
HIVはさまざまな治療薬が開発されており、感染を早期に発見し、治療をすることでエイズ発症を予防できます。HIV感染は、検査を受けることでしかわかりません。
梅毒感染者が増えています
近年、全国的に梅毒感染者の報告が急激に増加傾向にあり、藤沢市も例外ではありません。
個人差がありますが、梅毒に感染すると痛みを伴わないしこりや腫れが出たり、リンパ節が腫れることがあります。その後、全身に赤茶色のできものや発疹が出ます。
梅毒の症状は、出たり消えたりを繰り返しながら全身に広がっていきます。症状がなくなっても、性行為を介して人に感染する可能性があります。全く症状が現れず、感染に気が付かないことも珍しくありません。
治療すれば完治が可能ですが、放っておくと全身の器官が侵される病気です。