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2023年11月10日号 広報ふじさわ…市政情報  [16/27 page]

地域医療推進課 【電話】(21)9993【FAX】(28)2020


最期まで自分らしく過ごすために~在宅医療をご存じですか

 年齢を重ねると、病気やけがによる入院や治療を必要とする人が増え、特に85歳以上では在宅医療を必要とする人が増えると言われています。

在宅医療とは

 自宅や施設など生活の場で受ける医療のことで、「治療が必要だが通院が困難になった」「最期は自宅で過ごしたい」など、診察や治療を在宅で受けることにより、住み慣れた場所で療養生活を送ることができます。

 在宅医療には、あらかじめ決めた予定に沿い、医師が訪問して診療を行う「訪問診療」と、急な体調の悪化などに対応する「往診」があります。

 訪問診療や往診が可能かは医療機関によって異なるので、事前に確認しましょう。

かかりつけを持ちましょう

 在宅医療が必要になった場合、かかりつけ医がいると安心です。訪問診療を実施していれば、継続して診療を受けることができ、実施していなくても訪問診療医を紹介してもらうことで、在宅医療を受けることができます。

 市のホームページの地域医療推進課のページから在宅医療を行っている医療機関を確認できます。

人生会議(ACP)してみませんか~最期まで自分らしく生きるために

 自分の望む医療やケアを考えたり、周囲と話し合う取り組みを人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)といいます。いざという時に備え、信頼する人たちと話し合い、共有することが重要です。

市の取り組み

 市では、安心して療養生活を送れるよう、医療や介護、福祉の専門職の研修会を行っています。

 医師、歯科医師、薬剤師、看護師、介護士、ケアマネジャーなどが意見交換をし、多職種で連携して支援するきっかけづくりを行っています。

 そのほか在宅医療や人生会議などをテーマにした市民公開講座も行っています。