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女性の生き方が多様化し、ライフスタイルや女性を取り巻く環境も変化しています。健康に対して常に関心を持ち、身体の変化や不調に気付くことが大切です。
問い合わせ 健康づくり課【電話】(50)8430、【FAX】(50)0668
女性は一生の中に、小児期、思春期、性成熟期、更年期、老年期があり、女性ホルモンの分泌量にダイナミックな変化が生じます。毎月の月経周期があることで、男性とは異なった心身の変化もあります。
女性のライフスタイルは、社会進出や少産化などにより変化しており、子宮内膜症や子宮がん、乳がんなど婦人科系の病気が増加しています。
プレコンセプションケアを知っていますか?
女性やパートナーが将来の妊娠を考えながら生活や健康に向き合うことをいいます。思春期から妊娠期・出産を通して生涯の健康を考えていくために、思春期から正しい身体の仕組みを理解し、自分の身体の状態を知るためにがん検診や健康診査などを受けることが大切です。
月経前症候群(PMS)
月経前にイライラする、気分が沈む、乳房が張るなどの症状が出て、月経が始まるとそれらの症状が治まることがあります。次の月経の前に同様の症状が出たら、それはPMSの症状の1つです。症状がつらい場合は、婦人科に相談しましょう。
痩せ過ぎに要注意
若い女性に多いのが、過度のダイエットです。食事を抜いたり、必要な栄養を取らないでいたりすると、健康を損なうだけでなく、美容にも悪影響を及ぼします。
女性に多い低血圧や貧血、加齢とともに発症する骨粗しょう症などは、若いときの痩せ(低体重)が関係しているといわれています。また、妊娠中の食生活は胎児の発育に影響を与えます。
BMIで痩せをチェックしましょう
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
18.4以下は痩せ(低体重)です。
子宮がん
子宮がんには「子宮頸(けい)がん」と「子宮体がん」の2種類があります。
子宮頸がんはHPVの感染が原因で子宮の入口にできるがんで、ほとんどの場合、初期には自覚症状がありません。20~30代でかかる人が増えています。早期発見のために20歳を過ぎたら定期的に検診を受けることが大切です。小学6年生~高校1年生相当の年齢の女性が対象のHPVワクチン接種で、HPVの感染を予防することもできます。キャッチアップ接種(積極的な勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方に対する公費による予防接種)を希望する方は、市のホームページの健康づくり課
のページをご覧ください。
子宮体がんは子宮の奥にできるがんで、50~60代が好発年齢です。子宮体がんのサインは不正出血です。月経ではない期間や閉経後に出血がある場合は注意が必要です。
泌尿器の病気
出産や閉経後は、頻尿、尿漏れ、尿が出にくいなどの症状に悩む人が増えてきます。40歳以上の女性の約40%以上に尿漏れの経験があるといわれています。気になる症状がある場合は、泌尿器科を受診しましょう。
体操で症状を改善
骨盤底筋を鍛える体操を毎日行うことで、症状が改善することもあります。こちらのページから視聴できる動画では、骨盤底筋を鍛える体操などを紹介しています。
更年期
40代に入ると女性ホルモンの分泌が次第に減少します。特に閉経の前後5年間は、のぼせ、めまい、不安やイライラなど心身に変調を起こし、日常生活に支障を来すほど強い症状が現れる人もいます。
症状には個人差があり、甲状腺疾患など他の病気が隠れている可能性もあります。一人で抱え込まずに医療機関を受診しましょう。
骨粗しょう症
骨粗しょう症は、骨量が減って骨が弱くなり、転倒時などに骨折しやすくなる病気です。骨折しやすい部位は、大腿骨頚部(だいたいこつけいぶ)(太ももの付け根の骨)や手首の骨などです。カルシウムやビタミンDの多い食品を取り、適度な運動をして予防しましょう。
生涯を通じた女性の健康づくり講演会
「女性のお悩み解消!産後から高齢期の排尿トラブル&女性に効く漢方」
オンデマンド配信
とき
2月9日(金)~3月14日(木)
講師
湘南台 腎泌尿器・漢方クリニック 友田岳志氏
対象
市内在住・在勤・在学の方
申し込み
2月9日(金)~3月10日(日)に市のホームページの「電子申請・申請書ダウンロード」へ
女性の健康週間にあわせてパネル展示を実施します
女性のライフステージやかかりやすい病気などを紹介するパネル展です。
とき
2月27日(火)~3月8日(金)
ところ
市役所本庁舎
ラウンジ
図書館で女性の健康づくりに関する本を紹介します
とき・ところ