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シンポジウム

シンポジウム「パブリックアートは私たちのもの?」

2025年 06月08日(日)13:30〜17:00

藤沢市には、現在およそ90点のパブリックアートが点在しています。パブリックアートをとりまく問題のひとつに、市民の興味がむいていないということがあります。老朽化や損壊などの問題にどう向き合うのか。保全、保存の問題だけではなく市民にとってパブリックアートの意義、さらには「パブリック」・「公」についても今一度考えるきっかけになればと思います。パブリックアートは市民にとってどんなものなのか、一緒に考えてみませんか。
どなたでもご参加いただけます。

シンポジウムチラシPDF

【登壇者】
<基調講演>池村明生(東海大学教養学部芸術学科特任教授)

<パネリスト>端山聡子(東京国立近代美術館 教育普及室長)、藤井匡(東京造形大学教授)、
村田真(美術ジャーナリスト)、吉川陽一郎(美術家)

<司会>篠原聰(東海大学資格教育センター准教授)

2025年6月8日(日)13:30〜17:00 (13時開場、入退場自由)
入場無料

場所:藤沢市アートスペース 展示ルーム1・2
定員:40名(要申込)※藤沢市アートスペースYoutubeライブ配信予定
主催:藤沢市


〈申込方法〉

電話もしくは直接来館して参加者の氏名、住所、電話番号をお伝えの上、お申し込みください。

TEL:0466-30-1816
(8:30-19:00 月曜及び月・祝の翌火曜休み)
※1回の申込につき2名まで、定員に達し次第受付終了。


プログラム

13:30  開会挨拶
13:40 基調講演

「パブリックアートからシビックプライドを考える−公共空間にあるアートは市民の誇りにつながるか−」
講師:池村明生(東海大学教養学部芸術学科特任教授)

14:35 パネルディスカッション①
15:45 パネルディスカッション②
16:55 閉会挨拶

※時間は目安です。途中に休憩が入ります。


登壇者プロフィール

 池村明生(東海大学教養学部芸術学科特任教授)

1960年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修了。仕事ではさいたま新都心などのパブリックアート整備に携わり、大学では地域連携プロジェクトを生かした芸術教育を推進する。著書に『空間づくりにアートを活かす』(学芸出版社2006)、『まきこむ・たのしむ・はぐくむエンタメプロジェクト』(東海教育研究所2022

 

 

 端山聡子(東京国立近代美術館 教育普及室長)

平塚市美術館、平塚市立中央公民館、横浜美術館を経て2023年より東京国立近代美術館。美術館の教育普及をミュージアムの機能(調査・研究、展示・教育、資料整理、保存等)をつかって実践した。美術館を地域社会へ開くためには、課題にアプローチする教育普及を始めとする活動と、そこに参画する人々に何が起こるのかが鍵であると考える。2006−07年の屋外彫刻の調査と保全作業は、平塚市美術館でのプログラム。

 

 

  藤井匡(東京造形大学教授)

1970年山口県生まれ。九州大学文学部卒業。1995年から2007年まで宇部市役所学芸員として「現代日本彫刻展」ほかの展覧会を担当。その後、日本各地での展覧会やアートプロジェクトに携わる。著書に『公共空間の美術』、『彫刻の場所と空間2005-2024』(共に阿部出版)などがある。現在、東京造形大学教授。

 

 

 村田真(美術ジャーナリスト)

1954年、東京生まれ。東京造形大学卒業後『ぴあ』編集部を経てフリーランスの美術ジャーナリスト。2004年、BankART1929の立ち上げに関わり、BankARTスクール校長を務める。2005年より絵画制作を再開。主な著書・共著に『アートのみかた』『いかに戦争は描かれたか』『横浜パブリックアート大全』(いずれもBankART1929)など。

 

 

 吉川陽一郎(美術家)

1955年、鹿児島生まれ。宮崎県都城市、横浜市金沢区で育つ。1980年多摩美術大学彫刻学科卒。映像の操演、私塾の講師、美術大学の非常勤講師、福祉法人施設の非常勤職員をしながら、彫刻、パフォーマンス等で表現活動を続ける。

 

 

 

 篠原聰(東海大学資格教育センター准教授)

1973年、東京生まれ。成城大学大学院博士課程後期退学。東海大学資格教育センター社会教育学系准教授兼学内の松前記念館学芸員として学芸員課程を担当。特別支援学校との連携によるユニバーサル・ミュージアム(誰もが楽しめる博物館)の実践や秦野市をはじめとする地域連携による屋外彫刻のメンテナンス活動を展開している。

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