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更新日:2017年1月21日
2018年(平成30年)5月 教育長の窓 No.163
『「新学習指導要領」実施に向けて』
初夏を思わせるような日々が続いています。入学式から1か月が過ぎ、小学校1年生は、登校する時の歩き方が落ち着いてきたように、また、中学校1年生は、標準服姿が板についてきたように思います。
私は、今年度も市立小・中・特別支援学校、あわせて55校を訪問する予定で、4月23日月曜日に大清水中学校、辻堂小学校、八松小学校を訪問しました。新年度が始まって2週間あまりではありますが、どの学校でも、とても落ち着いて授業を受けている子どもたちの姿がありました。八松小学校では、1年生が給食を配っている姿に出会いました。1年生の給食は、4月19日に始まりましたので、その日は、3回目の給食となります。白衣、帽子を身に着け、堂々と配膳をする姿、また、順番に配膳を待つ姿をほほえましく感じるとともに、その背景に先生方がしっかりと指導をされていることを感じ、大変うれしく思いました。
学校の教育活動の実施にあたっては、「学習指導要領」に基づいて、教育課程が編成されていますが、子どもたちの実態に合わせて、先生方の指導の工夫が必要なのだということを目の当たりにした思いでした。
さて、「学習指導要領」については、平成29年3月に告示された「新学習指導要領」が、小学校で平成32年度、中学校で平成33年度から全面実施となります。そのため、円滑な実施にむけて、今年度から移行期間として、新たに、「道徳の教科化」、小学校の3・4年生の「外国語活動」、小学校5・6年生の教科としての「外国語」(英語)が始まりました。
今年度から小学校において始まった「特別の教科 道徳」では、昨年8月に採択した小学校「道徳」の教科用図書を使っての授業が行われています。先生方の授業づくりに期待しているところです。
また、小学校3・4年生の外国語活動については、年間15時間を、また、5・6年生の教科としての「外国語」については、従来まで「外国語活動」として実施していた年間35時間に15時間を加え、新たに「外国語科」として、年間50時間を実施します。教育委員会では、昨年度から、小学校のすべての先生方が、自信をもって「外国語活動」「外国語」の授業を行えるよう、中学校の英語科の先生が、年間9回、小学校を訪問し、研修会を行っています。具体的な研修内容としては、授業で使える英語の歌や活動などの実技の体験、「発音」「文字の書き順」といった基礎・基本的なこと、「プレゼンテーション」の練習、「カード」「デジタル教材の使い方」や「授業づくり」「評価」など、実際の授業に活用できる内容となっています。私も、研修の様子を参観しましたが、先生方がとても意欲的に取り組み、研修を楽しんでいる様子が印象的でした。昨年度は10校で、今年度は残りの25校で実施し、来年度は35校すべての学校で研修会を開催して、全面実施に備えることとしています。
そのほかの教科等についても、学習指導要領変更による履修漏れがないように、学校へ情報提供を行ってまいります。
学校訪問時に「わかる授業」「楽しい授業」を目ざして、先生方がさまざまな工夫をし、実践している姿に会えることを楽しみにしています。
5月は、中学校の体育祭が開催されます。保護者のみなさまはもとより、地域のみなさま、ぜひ、学校を訪ね、子どもたちの姿を見ていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
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