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更新日:2023年10月18日

藤沢市教育委員会『教育長の窓No.213』

2023年(令和5年)10月18日号教育長の窓No.213

「コロナ禍を経て、活気ある日常へ」

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 色づきはじめた紅葉に、秋の深まりを感じる季節となりました。今年の夏は、記録的な猛暑・酷暑となり、7月に入るなり夏日・真夏日が連日続き、とうとう9月末まで途切れることがありませんでした。

 3年間の長きにわたったコロナ禍は、5月より5類相当になり、半年が過ぎようとしています。この頃は、さまざまな社会経済活動にも活気が戻ってきたことを感じます。お祭りやレクリエーション大会などの地域行事が4年ぶりに行われ、全国の観光地にも賑わいが戻ってきています。市内の小学校では、秋の運動会が行われ、中学校では、文化祭や合唱祭が行われています。子どもたちの活動制限に加えて、保護者による参観の制限も緩和されるようになりました。何より、大きな声を出しての活動や声援が戻ってきたことが、コロナ前の生活に戻ってきたことを実感させます。

 コロナ禍を経て、各校の学校行事には変化を感じます。運動会は、プログラムが簡素化され、午前中だけの「時短」で開催する学校が多くなりました。入退場などの整列に時間をかけず、次々と競技が行われることで、観客を飽きさせない内容になりました。コロナ禍を業務や行事を見直す機会にしてほしいと、教育委員会からは発信してきましたが、こうした取組は好事例であると感じます。一方で、3年間とはいえ、行事運営を経験した担当者によるノウハウの継承が途切れ、計画や運営に支障があるという声が多く聞かれました。ご苦労も多いと思いますが、だからこそ、働き方などを考慮して、大胆に改革する好機でもあるのだと思います。

 10月は、文化の秋・スポーツの秋ということで、学校でも地域でも、各種の行事が連日行われています。私は、できる限り多くの行事に参加したいと思い、開催される会場を積極的に訪問するようにしています。一日に何か所にも伺うため、短い滞在時間で恐縮なのですが、多くの地域の方々にご挨拶ができ、顔を覚えていただけるようになったことは、コロナ禍で実現できずにいたことなので、何よりの充実感です。

 しかしながら現在も、新型コロナウイルス感染症やインフルエンザに罹患する人は少なくありません。市内の学校でも、多くの学校で学級閉鎖の措置がとられています。今後もこの状況が継続することが予想されますが、コロナ禍で培った経験を生かし、適切な感染予防を心掛け、学びを止めることなく、充実した学校生活になるように、教育委員会として各校を支えていきたいと思います。

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