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更新日:2024年1月18日
2024年(令和6年)1月18日号教育長の窓No.214
「2024年を迎えて」
2024年が明けました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
3年以上にわたるコロナ禍を乗り越え、今年こそ平穏なよい年になりますように願った矢先、元日に「令和6年能登半島地震」が起こりました。不幸にしてお亡くなりになった方々に哀悼の意と、怪我をされた方々、被災された方々に心からお見舞いを申し上げたいと思います。現在も救出活動や復旧活動が続いていますが、一日も早い復興を祈るばかりです。
さて、今年の抱負は、さまざまな教育課題に対し、組織的な対応で一つひとつ粘り強く丁寧に取り組むことです。現在の教育界は多くの課題が山積している状況にあり、難題が次々と積みあがっていく印象です。コロナ禍による、子どもたちを取り巻く環境の変化なども影響していると思いますが、教育委員会や学校は、不断の努力で立ち向かう気概が求められているのだと認識しています。
いじめや不登校の問題は、迅速な初期対応が求められるため、先送りできない課題です。子どもたちと向き合う時間が限られる中でも、大人が、子どもたちの些細な変化に気づき、丁寧に対応していくことが大切であると思っています。
また、教員不足の問題は特に深刻です。教職員にかかる負担はもちろんですが、近い将来、子どもたちに充実した教育が提供できなくなることも心配されます。教職が敬遠され、教師を志す方々が少なくなっている状況ですが、一度変わった空気は、そう簡単には元に戻すことができません。教育委員会や学校は、教職の素晴らしさや教師のやりがいについて、今後も積極的に発信していきます。
私は、教員として学校で勤務した時も、現在の教育委員会でも、さまざまな困難やピンチは、笑顔と組織力で乗り越えてこられたと実感しています。教育界が課題山積で困難な時代だからこそ、「笑顔とチームワーク」を大切にしながら、教育委員会と学校が一枚岩となり取り組んでいきたいと思っています。子どもたちの笑顔を支えるのは、市内各校の教職員です。教育委員会は、その教職員のみなさんの笑顔を全力で支えていきます。
今年は甲辰(きのえたつ)という年回りです。甲は「物事の始まり」、辰は「伸びる・整う」という意味があるそうです。今年も、みなさまにとって健康で希望にあふれる充実した一年になりますよう、心からお祈り申し上げます。
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