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更新日:2025年4月18日

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藤沢市教育委員会『教育長の窓No.219』【最新】

2025年(令和7年)4月18日号教育長の窓No.219

「将来に道筋をつける」

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  令和7年度がスタートしました。市内の小学校・中学校・特別支援学校では、入学式や始業式が、満開の桜の花びらが舞う幻想的な景色の中で、つつがなく行われたことを嬉しく思います。希望を胸に学校生活をスタートした子どもたちや各学校にとって、今年一年が、充実した素晴らしい年になることを心から願っています。

 さて、今年度の教育委員会の課題に目を向けますと、深刻な教員不足の問題や学校適正規模・適正配置への対応、学校給食を取り巻く諸課題、学校施設における環境整備など、挙げればきりがないほど山積していますが、その中で、今年度の喫緊の課題として、次の3点について説明させていただきます。

 まず、「不登校児童生徒への対応と支援教育の充実」です。これまでも児童生徒の学習意欲の向上や不登校児童生徒の社会的自立に向けた支援などを目的に、授業中や放課後の学習支援を行ってきました。更に今年度からは宿泊行事への支援を行うなど、魅力ある学校づくりを推進し、すべての子どもたちが、「ともに育つインクルーシブな学校づくり」を進めます。

 次に、「いじめ防止対策と人権教育」です。人は生まれながらに多様であり、普遍的な人権と他者の基本的自由を認めることが重要です。児童生徒一人ひとりが「自分の大切さと、他の人の大切さ」を認める感覚を養うことができる、人権教育を基本とした、「いじめ防止対策」を推進します。

 3点目は、「コミュニティ・スクールと地域学校協働活動の一体的推進」です。本市におけるコミュニティ・スクールは、学校が地域とビジョンを共有し、特色ある学校づくりをめざしています。学校・家庭・地域、そして、行政が共通認識を持ち、それぞれが「当事者」である、という考え方の醸成が大切だと考えます。

 子どもたちの未来のため、「地域とともにある学校づくり」。更には、「学校を核とした地域づくり」に向けた取組を一歩ずつ着実に進めたいと思います。

 その他にも山積する多種多様な教育課題は、どれも先送りできないものばかりです。 私は、今年度が教育長として2期目の最終年度となりますので、この1年間を締めくくりの年として、子どもたちのため、学校のため、保護者や地域の方々のために、将来に道筋をつける仕事をしていきたいと思っています。

 今年度も、未来を生きる子どもたちの希望を育て、学校にかかわるすべての方々が「笑顔」になれるような学校づくりに邁進してまいりたいと思いますので、保護者のみなさ ま、地域のみなさまには、ご理解とご協力をお願いいたします。

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