藤沢市部活動地域移行推進事業について

部活動は、学年やクラスを超えて、同好の生徒たちが自発的・自主的に集まり、顧問の教員の指導のもと、個人や集団としての目的や目標を持ち、仲間と励まし合い、高め合いながら集団を機能させる大切さを学ぶことができる教育的意義の高い活動です。また、人間形成の機会や、多様な生徒が活躍できる場でもあります。

しかしながら、現在の学校部活動は、顧問である教員の献身的な勤務によって支えられており、長時間勤務の要因になっていることや、経験の少ない競技を指導せざるを得ないことによる業務負担が問題視されています。

また、深刻な少子化の進行により、現在のような学校単位での部活動は、将来的に破綻することが想定されています。こうした問題を解決するため、国は令和2年9月「令和5年度以降、休日の部活動の段階的な地域移行を図る」よう示しました。

本市におきましても、地域において学校部活動にない種目も含めて、運動や文化に親しめる機会を確保することで、生徒が学校を卒業した後も、生涯にわたって継続した運動・文化活動を行うことができる未来を目指し、部活動の地域移行について検討を進めてまいります。

藤沢市の取り組み