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更新日:2021年8月5日

藤沢市教育委員会『教育長の窓No.197』

2021年(令和3年)7月12日号教育長の窓No.197

「万全の対策で学校行事の実施へ

 

2021体育祭
(感染症対策を徹底して行われた中学校の体育祭)


梅雨に入り、すっきりとしない天気が続いています。静岡県熱海市では大雨による土砂災害が起こりました。被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。また、大雨警報が発令されたことにより7月2日は、本市の全市立小学校と白浜養護学校において休校となり、中学校でも登校時間を遅らせた学校や、休校とした学校がありました。このところ毎年起こっている自然災害を他人事と捉えることなく、常に備える気持ちを持ち続けて対応していきたいと思います。梅雨明けの後には猛暑の夏が待っていますので、熱中症にも注意が必要となります。コロナ禍のもとで、子どもたちが自らの健康について適切に判断し、安全・安心な学校生活を送り、夏を乗り越えてほしいと願っています。

7月に入り、いよいよ東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が近づいてきました。新型コロナウイルス感染症は予断を許さない状況ですが、アスリートにとっても、応援する人たちにとっても、安全・安心で充実した大会になることを願うばかりです。江の島で行われるセーリング競技については、地元開催ということから、藤沢市では小中学校の子どもたちのために観戦チケットを用意し、一生に一度かもしれないオリンピックの雰囲気をじかに感じてもらう計画を立てていました。しかし、残念ながら首都圏で行われる競技は無観客での開催となってしまいました。子どもたちが会場で観戦することは叶いませんでしたが、地元で行われるセーリング競技への興味や関心を持ち続け、中継映像などで応援してほしいと思っています。

さて、今年度の藤沢市立小学校・中学校・特別支援学校の学校行事などについては、昨年度の経験から、新型コロナウイルス感染症に対するしっかりとした対策を講じることで、安全・安心な実施が可能であると判断し、さまざまな工夫の中で、できるだけ実施していくことが定着しています。さまざまな制限はありますが、子どもたちは精一杯取り組み、なかまといっしょに活動することで充実感を得ています。先月には、第51回藤沢市立小学校・特別支援学校体育大会が県立スポーツセンター競技場において行われました。昨年は実施できなかったので、担当する藤沢市小学校教育研究会体育部の教員は、今年は何としても実現させたいという強い思いで計画や準備に取り組みました。密を避けるために、36校を例年の2ブロックから3ブロックに日程を分けたり、種目を工夫したりして実現しました。本格的な陸上競技場で思う存分体を動かし、楽しむ子どもたちの姿がとても印象的でした。また、中学校でも各校において体育祭が行われました。入退場の工夫や競技内容の見直しにより密を避けながら、例年通り縦割り学年1年、2年、3年でチームを作る)での活動を大切にした体育祭が行われました。開会式や閉会式での児童・生徒代表の言葉には、開催できたことの喜びと支えてくれた人たちへの感謝の言葉がありました。子どもたちの前向きな心に、例年以上に感動させられました。

新型コロナウイルス感染症の状況は、いまだ収束が見えず、神奈川県に出されているまん延防止等重点措置は再び延長となりました。大人のワクチン接種は進められていますが、子どもたちは現在も行っている感染防止の取組を継続していくことがますます必要になります。秋に実施予定の修学旅行や諸行事までには、少しでも収束してくれることを切に祈っています。保護者のみなさま、地域のみなさま、引き続きのご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

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