ここから本文です。

更新日:2023年5月29日

エムポックス(サル痘)

オルソポックスウイルス属のサル痘ウイルスによる感染症で、1970年にヒトでの感染が確認されて以来、中央アフリカから西アフリカにかけて流行がみられます。国内では、感染症法上の4類感染症に指定されています。2022年5月以降、従前のエムポックス流行国への海外渡航歴のないエムポックス患者が、欧米各国で報告されています。2022年7月23日、WHOはエムポックスについて「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に当たると宣言しました(2023年5月11日終了宣言)。しかし国内では、2022年7月に1例目の患者が確認され、その後散発的に発生が報告されていましたが、2023年に入患者の報告数が増加しています

症状等エムポックスが疑われる場合、保健所保健予防課(0466-50-3593)または医療機関に相談をお願いします。

エムポックスとは(厚生労働省ホームページより)

症状

  • 発熱、頭痛、リンパ節腫脹などの症状が0-5日程度持続し、発熱1-3日後に発疹が出現。
  • リンパ節腫脹は顎下、頸部、鼠径部に見られる。
  • 皮疹は顔面や四肢に多く出現し、徐々に隆起して水疱、膿疱、痂皮となる。
  • 多くの場合2-4週間持続し自然軽快するものの、小児例や、あるいは曝露の程度、患者の健康状態、合併症などにより重症化することがある。
  • 皮膚の二次感染、気管支肺炎、敗血症、脳炎、角膜炎などの合併症を起こすことがある。
  • サル痘では手掌や足底にも各皮疹が出現し、水痘との鑑別となる。

潜伏期間

通常7~14日(最大5~21日)

感染経路

アフリカに生息するリスなどの齧歯類をはじめ、サルやウサギなどウイルスを保有する動物との接触によりヒトに感染、また、感染した人や動物の皮膚の病変・体液・血液との接触(性的接触を含む。)、患者との接近した対面での飛沫への長時間の曝露(prolonged face-to-face contact)、患者が使用した寝具等との接触等により感染します。

関連サイト

厚生労働省ホームページ(エムポックスについて)(外部サイトへリンク)

国立感染症研究所ホームページ(サル痘とは)(外部サイトへリンク)

サル痘(mpox)が日本で感染拡大~現状を知って感染リスクを下げよう~(外部サイトへリンク)

医療機関向け情報

海外の感染症情報

FORTH(厚生労働省検疫所)(外部サイトへリンク)

 

情報の発信元

健康医療部 保健予防課

〒251-0022 藤沢市鵠沼2131番地の1 藤沢市保健所4階

電話番号:0466-50-3593(直通)

ファクス:0466-28-2121

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

質問:このページの情報は役に立ちましたか?

質問:このページの情報は見つけやすかったですか?