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更新日:2019年10月11日
2016年(平成28年)4月 教育長の窓 No.139
『「えがおあふれる学校づくり」をめざして ~であい ふれあい ささえあい~』
柔らかな光の中で花々が咲き、木々の若葉が美しい春、新年度を迎えました。春は「出会いの季節」でもあります。子どもたちは、始業式で新たなる学級の所属が決まり、学級担任や学級のメンバーと出会います。そして、さまざまな教育活動と出会い、自分自身を成長させていくのだと思います。また、小学校への入学、中学校への入学に、胸ふくらませている子どもたちは、新たな環境との出会いの中で、大きく成長してほしいと願います。
教育委員会は「であい ふれあい ささえあい」、三つの「あい」で、「えがおあふれる学校づくり」をめざしてまいります。昨年度までは、藤沢市の学校教育の方針を「子どもたちのえがおあふれる学校づくり」としておりましたが、今年度は子どもたちに加え、教職員、保護者のみなさまや地域のみなさま、学校に関わる全ての人が笑顔となれる学校を目指したいと考え、「えがおあふれる学校づくり」といたしました。
各学校においては 次のことに取り組みます。
そのことにより、「子どもたちが通いたくなる」「保護者が通わせたくなる」「地域が支援したくなる」「教職員が意欲を持って教育活動が行える」学校となるよう、努めてまいります。
また、教育委員会は、本年1月号にも記載いたしましたが、今年度は次の3つの施策に重点的に取り組もうと考えています。
一つめは、「藤沢市教育振興基本計画」の推進です。
昨年4月に策定し、99の事業を計画しております。今年度はその計画の推進の2年目となります。藤沢市の財政状況と時代のニーズに鑑みながら、できるだけ計画に沿って進めていきたいと考えております。
二つめは、「藤沢の支援教育」の推進です。
障がいのあるなしに関わらず、一人ひとりの教育的ニーズに応じた支援・指導を行い、「ともに学び、ともに育つ」学校教育をめざし、教職員の人材育成をすすめるとともに、教育活動の充実を図ります。
小学校へ入学されるお子様をもつ保護者のみなさまには、「藤沢の支援教育」のリーフレットを配布いたしますので、ぜひお読みいただき、その趣旨をご理解くださいますようよろしくお願いいたします。また、教職員には、そのリーフレットの内容に沿った具体的な対応について「支援教育ガイド」を配布し、実践を促しております。
三つめは、小学校に「児童支援担当教諭」の配置を行うことです。
児童支援担当教諭とは、学級担任を持たず学校全体を視野に入れ、支援を行う教諭のことで、学校によっては「みんなの先生」と呼ばれています。
「登校できない子どもへの対応」「学校を巡回して、課題を持つ子への継続的な指導を行う」「家庭訪問や保護者対応で、教育相談を行う」「若手教員への助言や支援を行う」など、学校によって仕事の内容は異なりますが、学級担任以外に子どもたちへの支援を行う教員の存在は、たいへん効果的であると考えています。できるだけ早く、小学校全校への配置を行いたいと考えています。
そのほかにも、「いじめ防止」(昨年策定した「藤沢市子どもをいじめから守る条例」をさらに周知し、みなさまのご協力を得て、さらなる「いじめ防止」に取り組んでいきます)、「津波避難のための校舎棟を湘洋中学校に建設」、「相談体制の充実」等を行うとともに、「総合教育会議」を通じて市長との連携を深め、教育活動の充実を図っていきたいと思っています。
子どもたちには、学びを通して「思考力・判断力を磨き、自分の言葉で表現できる力を身につけ、言葉や行動に責任を持つ」人であってほしいと願います。子どもたちの健やかな成長のため、学校や教育委員会は努めて参りますが、どうぞ今年度も、保護者のみなさま、地域のみなさまのお力添えをよろしくお願いいたします。
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