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更新日:2019年10月11日

 

藤沢市教育委員会『教育長の窓 No.148』

2017年(平成29年)2月 教育長の窓 No.148

「チーム学校」としての教育活動のために」~「子どもたちのえがお」のための人的支援~

201702

 1月半ば頃から、日本列島全体が寒波に包まれ、北海道、東北、北陸、中国地方が雪にみまわれている報道がなされています。雪は、見たり、遊んだりするには楽しみもありますが、生活していく上では、とてもたいへんな状況を生みます。ここ藤沢では、凍てつくような空気ではありますが、昼間にはお日様が輝き、夜は星がきらめく、冬独特の気候が続いています。梅も、あちらこちらでほころび、春を迎える花たちの準備も整ってきたように感じます。

 小学校では、新春恒例の「書き初め」が行われ、大きな半紙いっぱいに書かれた作品が廊下や教室に掲示されました。中学校は、受検(験)の準備の3年生、3年生から引き継いだ1・2年生による生徒会活動が行われています。1月21日土曜日には、4回目となる「Stopいじめ!中学生の集いinふじさわ」を開催し、「いじめ防止」に向けての各中学校生徒会の取り組みについての報告と意見交換を行いました。いじめ防止について、子どもたちが自ら、取り組もうという意欲を持つこと、その思いを実践してくれることを期待し、支援をしていきたいと考えております。

 さて、学校支援という点で、昨今、文部科学省が進めている「教職員以外の人材を含めた「チーム学校」構想について、藤沢市では、早くから取り組みを始めていますので、その支援について紹介いたします。まずは、一人ひとりの教職員が、子どもたちに愛情を持って接し、しっかりと子どもの実態を把握することが大切だと思っております。教職員が「授業」や「児童生徒理解」について、研鑽を積み、一人ひとりの力量の向上を図ることが必要です。その上で、教職員や学校だけで教育活動に対応するのではなく、地域のみなさまの力や専門性を有するみなさまの力を学校に取り入れ、たくさんの人の目を通し、連携して子どもたちの育成をしていく必要があると感じています。

 地域のみなさまには、日頃から、子どもたちに温かなまなざしをそそぎ、各地域で、学校に直接入っていただいたり、地域の中でご指導・ご支援をいただいておりますことに、心から感謝しております。

 みなさまのご協力によって行われているボランティア活動は、たくさんあります。教育委員会からお願いしているボランティア活動には、おはようボランティア(毎朝、子どもたちの登校時間に合わせて、校門や横断歩道、あるいはご自宅の近くなどの場所で、子どもたちへの声かけをする)、書道ボランティア(書道協会のみなさまが、学校の要請により、各学校に出向き、書道の授業の支援や書き初めの支援を行う)がありますし、各学校においては、教育活動や学校環境整備のために、地域や保護者のみなさまにご協力を依頼し、お花ボランティア、清掃ボランティア、米・野菜づくりや手話・お話会・昔遊び等の指導の支援を行うゲストティーチャーとしてのボランティア、家庭科の授業でのミシン・運針などのお手伝いボランティアなどを行っていただいております。また、中学校においては、職業体験活動を行う際に、体験場所の提供をいただいております。

 このように、さまざまな活動に、教職員以外の多くのみなさまによるサポートをいただいて、子どもたちが安心して活動できているように思います。

 さらに、「チーム学校」を推進するために、教育委員会として、各分野の専門性を有する人材を派遣しています。心理の専門家である「スクールカウンセラー」、福祉分野に精通している「スクールソーシャルワーカー」、司書、司書補または司書教諭の資格を有する「学校図書館専門員」、医療的ケアを必要とする児童生徒のための「看護介助員」、子どもたちの活動がスムーズに行えるための支援を行う「介助員」、子どもたちの登下校の安全配慮のための「スクールガード・リーダー」、国際理解や外国語の支援を行う「国際理解協力員」「外国語活動支援員」「日本語指導員」、小学校1年生が、学校生活に早くなじめるように、生活や教育活動を支援する「新入生サポート講師」、中学校においては、放課後に学習の支援を行う「学習指導員」や部活において専門的な技術指導を支援する「中学校部活指導者」などのみなさまです。学校内で、教職員とともに、必要な専門性を有したメンバーで、チームを編成し、課題解決に向けて対応をしています。また、教育指導課には、校長経験を持つ「学校問題解決支援員」が常駐し、学校が抱える課題についての相談、保護者からの相談、支援教育に関する学校へのサポートなどを行っています。

 そのほかにも、八ヶ岳野外体験教室でのサポートを行う「現地指導員」、教育文化センターでの研修等を担当し、必要に応じて、学校に出向き授業研究等に関わる「人材育成支援員」、研究・研修の支援を行う「指導主事補助員」や「研究員」、学校教育相談センターで、不登校児童生徒の対応を行う「相談支援教室」の「教科指導員」や「相談員」、湘南台小学校と白浜養護学校で、特別支援学校や特別支援学級に通う子どもたちのための体育館開放の「指導員」など、一人ひとりの子どもたちが、えがおで学校生活を過ごすことができるように、たくさんのみなさまに力を貸していただき「チーム学校」として、学校が機能するよう努めているところです。

 加えて、必要に応じて、市長部局の福祉部、子ども青少年部との連携や県の相談機関、児童相談所、警察、医療、弁護士など各種関係機関とも連携を図り、子どもたちの健全育成をめざしております。

 今の世の中、学校だけで解決することが困難な課題が増えてきています。今後も、教育委員会として、教職員が、一人ひとりの子どもたちをしっかりとみつめ、課題を見極め、対応でき、すべての困りごとを抱える子どもたちへの支援を行う「藤沢の支援教育」を推進する上での学校への支援のあり方を考えてまいります

 「えがおあふれる学校づくり」について、保護者のみなさま、地域のみなさまのご理解・ご支援を得て、ともに推進していくことができますようより一層のお力添えをよろしくお願いいたします。

情報の発信元

教育委員会教育部教育総務課

〒251-8601 藤沢市朝日町1番地の1 本庁舎3階

電話番号:0466-50-3556(直通)

ファクス:0466-50-8424

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