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更新日:2021年5月20日

藤沢市教育委員会『教育長の窓No.195』

2021年(令和3年)4月6日号教育長の窓No.195

「『えがお』いっぱいの一年間のために」

 

大越小葉桜(大越小学校の桜も葉桜に…)

顔をのぞかせた若草に、春のうららかな日差しが降りそそいでいます。
そのような中、藤沢市立小学校・中学校・特別支援学校では、令和3年度の始業式・入学式が行われました。子どもたちには、この一年間を安全・安心に「えがお」いっぱいで過ごしてほしいと願うばかりです。

今年度、藤沢市教育委員会では次の4つについて、重点的に取り組もうと考えています。一つめは、「ICTを活用した学習環境の充実」です。本市では、GIGAスクール構想により、令和2年度中に一人一台端末を整備しました。これからは授業におけるICTの活用を推進し、次世代を担う子どもたちの学びを充実させていきます。なお、整備した端末は、授業での活用だけでなく、緊急時や様々な理由により登校できない子どもたちの支援や学びを保障するためのツールとしても活用を図っていきたいと思います。

二つめは、「コミュニティ・スクールの導入」です。
「コミュニティ・スクール」とは、学校・保護者・地域がともに知恵を出し合い、学校運営に意見を反映させる目的で、「学校運営協議会」が設置された学校のことです。地域住民や保護者、地域団体等から学校運営協議会の委員を教育委員会が任命して実施していきます。本市には、各地域に「学校・家庭・地域」の三者が連携した15の「地域協力者会議」が存在しており、この三者連携の機能を活用しながら学校運営協議会との協働により、地域とともにある学校を目指していきます。

三つめは、「支援教育の充実」です。
本市では、障がいのある、なしにかかわらず、一人ひとりの教育的ニーズに応じた支援や、困りごとを抱えている児童生徒へ適切な支援を行うなど、「支援教育」の充実に取り組んでおり、「ともに学び、ともに育つ」学校教育をめざしています。通常の学級のほか、特別な支援を必要とする児童生徒に対して、個別指導や小グループでの学習を行う「特別支援学級」、「通級指導教室」、また、「白浜養護学校」を設置しています。子どもたち一人ひとりのニーズに応じた支援教育の充実を図るため、さらなる学校の支援体制の確立や、外部機関との連携を進めていきたいと思います。

四つめは、「学校適正規模・適正配置の検討」です。
本市では、一部の学校で過大規模の状況が続いており、解消に向けた対応が課題となっています。その対応として、今年度、「(仮称)藤沢市立学校適正規模・適正配置検討委員会」を設置し、学識経験者、地域関係者、学校関係者のご意見を伺いながら、具体的な学校規模の適正化に向けた方針や対策についての考えをとりまとめていきます。

現在のコロナ禍の状況は、数年前は予想もしなかったことです。予測不能な状況のなかでも、子どもたち自らが将来を切り拓くための力を育成するため、新学習指導要領による「主体的・対話的で深い学び」に力を入れていきたいと思います。また、そうした「生きる力」を育むためには、生活に即した実践的な学習や体験が必要です。学校・家庭・地域の連携により、人の絆を大切にしながら、子どもたちの力を育てていきます。そして、様々な「ひと」、「もの」、「こと」にかかわりながら、自分も、他の人も大切にする心、多様性を尊重する豊かな心を育てていきたいと思います。保護者のみなさま、地域のみなさま、今年度も学校教育にご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

情報の発信元

教育委員会教育部教育総務課

〒251-8601 藤沢市朝日町1番地の1 本庁舎3階

電話番号:0466-50-3556(直通)

ファクス:0466-50-8424

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