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更新日:2020年11月20日
2020年(令和2年)10月21日号教育長の窓No.190
「充実した学校生活のために」
(マスクを着用しての大玉送り)
秋冷が爽快に感じられる、よい季節を迎えました。秋の日はつるべ落としと申します。その言い伝え通りに、最近は急に日足が短くなったと感じます。
新型コロナウイルス感染症に対して、自粛を徹底してきた生活から、経済活動との両立を目指す生活へと世の中の受け止め方は大きく変化してきたように思います。感染者数は、以前に比べて減少しているわけではありませんので、学校現場では変わらず感染防止対策に追われる毎日が続いています。子どもたちや教職員は、今やさまざまな取組が生活の中で当たり前となり、「新しい生活様式」が定着してきたように感じます。
9月から各学校において、さまざまな工夫や対策を行う中で学校行事が徐々に開催されるようになりました。例年のように盛大に開催することはできませんが、少しでも子どもたちにとって楽しく充実した行事となるよう取り組んでいる様子がありました。保護者のみなさまにも、なんとか観ていただこうとリモートでの配信をしたり、学年ごとの授業参観として実施したりした学校もございました。私も、いくつかの学校の運動会や体育祭を見学しましたが、例年に増して子どもたちが楽しそうに取り組む姿があり、あらためて行事を実施できたことに感謝の気持ちでいっぱいになりました。行事実施の後には、子どもたちや保護者の方々から教職員への感謝の言葉が数多くあったと聞き、ますます嬉しく思いました。
今年度も後半に入りました。前半は緊急事態宣言でスタートし、初めて経験することばかりで戸惑いましたし、大人も子どもも我慢させられることが多く辛い毎日を過ごしました。しかし、その中でも皆で協力する大切さや他人を思いやる優しさ、医療従事者や生活を支えてくださっている方々への感謝の気持ちなどに触れることで、人の心の温かさをたくさん感じることができたと思っています。大きな災害のたびに、それを乗り越えるために協力する人々の姿は尊いものだと感じます。今年度の後半が、子どもたちにとってより充実した毎日になるよう、教育委員会としてしっかりと学校を支えていきたいと考えています。
インフルエンザの流行が心配される季節となっていますが、今年は特に厳重な対策で臨みたいと思います。症状が新型コロナウイルス感染症と類似しているため、判断が難しく混乱が予想されています。予防対策はどちらも同じですので、学校では気を緩めることなく、これまでの取組を継続してほしいと思っています。保護者のみなさま、地域のみなさま、今後も学校教育にご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
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