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更新日:2025年4月24日
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南海トラフ地震とは
南海トラフ地震は、フィリピン海プレート及びユーラシアプレートが接する区域を震源に100~150年の周期で発生する大規模な地震で、前回の南海トラフ地震(昭和東南海地震(1944年)及び昭和南海地震(1946年))が発生してから約80年が経過した現在では、次の南海トラフ地震発生の切迫性が高まってきています。
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(資料出典:気象庁HP)
南海トラフ地震の多用な発生形態
南海トラフ地震の過去事例を見てみると、その発生過程に多様性があることがわかります。宝永地震(1707年)のように駿河湾から四国沖の広い領域で同時に地震が発生したり、マグニチュード8クラスの大規模地震が隣接する領域で時間差をおいて発生したりしています。さらに、隣接する領域で地震が続発した事例では、安政東海地震(1854年)の際には、その32時間後に安政南海地震(1854年)が発生し、昭和東南海地震(1944年)の際には、2年後に昭和南海地震(1946年)が発生するなど、その時間差にも幅があることが知られています。
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(資料出典:「南海トラフの地震活動の長期評価(第二版)」(地震調査研究推進本部))
南海トラフ地震臨時情報が発表される条件について
南海トラフの想定震源域またはその周辺でのM 6. 8 以上の地震が発生した場合、または南海トラフの想定震源域のプレート境界面で通常とは異なるゆっくりすべりが発生した可能性がある場合、南海トラフ地震の発生可能性が相対的に高まったと評価され、気象庁から「南海トラフ地震臨時情報(調査中)」が発表されます。
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(資料出典:「南海トラフ地震に関連する情報について」令和元年6月20日気象・地震等の情報を扱う事業者等を対象とした講習会(第7回)(気象庁))
防災対応をとるべきケース
調査の結果、防災対応をとるべき「半割れケース」「一部割れケース」「ゆっくりすべりケース」の3つのケースに該当する場合は「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)」または「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表されます。
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(資料出典:「南海トラフ地震に関連する情報について」令和元年6月20日気象・地震等の情報を扱う事業者等を対象とした講習会(第7回)(気象庁))
時間差で発生する巨大地震に備えましょう
「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)」または「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表された場合は、後発地震に備えた行動をとる必要があります。いざという時の避難経路を把握しておく等、日頃から地震への備えを確認しておきましょう。
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(資料出典:「南海トラフ地震 -その時の備え- 知ることであなたと大切な人の命を守る」リーフレット(内閣府・気象庁))
事前避難対象地域の指定について
本市は、南海トラフ地震により発生する最大津波高は7m、津波高1mの最短到達時間は32分となっており、津波浸水想定区域内からの避難に必要な時間を確保できることから、事前避難対象地域のうち住民事前避難対象地域は指定しておりません。一方、要配慮者のうち寝たきり高齢者等は避難に時間を要することなどを考慮し、津波浸水想定区域を含む丁目等の単位を高齢者等事前避難対象地域として指定しております。
地区名 | 高齢者等事前避難対象地域 |
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片瀬 | 江の島1丁目及び2丁目、片瀬海岸1丁目から3丁目まで、片瀬3丁目から5丁目まで |
鵠沼 | 鵠沼松が岡1丁目、鵠沼海岸1丁目から7丁目まで、本鵠沼3丁目及び4丁目 |
辻堂 | 辻堂6丁目、辻堂太平台1丁目及び2丁目、辻堂東海岸2丁目及び4丁目、辻堂西海岸3丁目 |
(藤沢市地域防災計画:各論Ⅰ第7部第4章より)
参考リンク
・南海トラフ地震のメカニズム(気象庁)(外部サイトへリンク)
・「南海トラフ地震に関連する情報」について(気象庁)(外部サイトへリンク)
情報の発信元
防災安全部 防災政策課
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