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更新日:2025年4月1日

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『人生会議』(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)について

『人生会議(ACP)』ってなに?

“もしも”のときのために、自分が望む医療やケアについて、前もって考え、家族や信頼できる人、医療・介護関係者等とくり返し話し合い「共有」する取組を「人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)」と呼んでいます。

自らが希望する医療やケアを受けるために、大切にしていること、どこで、どのような医療・ケアを望むかを前もって考え、周囲の信頼する人たちと話し合い「共有」することが大切です。

  • 人生会議(ACP)を始める時期に決まりはありません。
  • 人生会議は自分の価値観や希望を伝えられる前向きな取組です。あまり難しく考えすぎず、まずは人生会議を知り、ご家族と話すところから始めましょう。
  • 「考えたくない」という意思も尊重されます。人生会議は、個人の主体的な行いによって考え進めるものです。

なぜ、前もって考えるのか?

人は誰でも、命に関わる大きな病気やケガに見舞われる可能性があります。重篤な状態になると、約70%の方が、これからの医療やケアなどを自分で決めたり、望みを人に伝えることができなくなるといわれています。

人生会議をしておくことで、“もしも”のときに、あなたの望むような医療やケアを受けられる可能性が高くなります。

『人生会議』の進めかた

jinseikaigi_susumekata(PDF:621KB)

STEP1:考えましょう

あなたが大切にしていること、望んでいることを考えてみましょう。

家族と一緒に過ごしたい、ペットと離れたくない、趣味を続けたい、美味しいものが食べたいなど、大切にしたいこと、希望は人それぞれです。今のあなたの思いを示しておくことは、将来的に家族などがあなたの気持ちを考慮して判断をおこなう際に役立ちます。

  • 家族などの近しい人間であっても知らないことは意外と多いものです。これまでどんな人生を歩んできたのか、好きなこと、嫌なこと、仲のいい友人やお世話になった人など、一度振り返って考えてみましょう。
STEP2:選びましょう

“もしも”のとき、あなたが自分の意思を伝えることができなくなった場合に、あなたに代わってあなたの気持ち・希望を伝えてくれる人(代弁者)を選んでおきましょう。

  • どんなときでもあなたの希望を尊重できる、信頼できる人を選びましょう。例えば、配偶者、子ども、兄弟姉妹、友人、後見人など。
STEP3:話し合いましょう

医療・ケアや生活に関する希望や思いを、家族・医療者・介護職等と話し合いましょう。しっかり話し合うことで、お互いの理解が深まります。

信頼できる家族や友人と話すだけでは十分ではありません。医療・介護従事者にもあなたの希望や考えを伝えおきましょう。あなたの希望がより尊重されやすくなります。

  • 医療・介護従事者に伝えておくことで、あなたの考えや好みが、医療やケアにおいても尊重されます。
  • 前もって話し合うことで、『「“もしも”のときに、あなたの考えを想像しながら話し合いをしてくれる」方々が、あなたの気持ちや価値観に触れられる機会』になります。
STEP4:記録・共有しましょう

 あなたの思いを正確に伝えるために記録し、話し合いに参加した人たちと共有しましょう。

  • せっかく話し合ったことも、記録をしておかないと正確に伝わりません。必ず記録するようにしましょう。
  • 記録媒体に決まりはありません。市販の「エンディングノート」などを使っていただいてもかまいませんし、地域医療推進課でお配りしている資料「もしものときの医療・ケアについて」などを活用していただいてもかまいません。
  • いざというときに確認できるように、記録した文書の保管場所を共有しておきましょう。

もしものときの医療・ケアについて


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