ページ番号:22361
更新日:2025年5月16日
ここから本文です。
熱中症を予防するために
熱中症は、屋内・屋外を問わず発症するだけでなく、対応が遅れると生命の危険にまでおよびます。
熱中症の危険性が高い際に発表される「熱中症警戒アラート」等を活用しながら熱中症対策に取組みましょう。
【 目次 】
熱中症とは?
熱中症とは、体温調整がうまく働かなくなり、体内の温度が上昇することによって発症する症状のことです。熱中症は真夏や炎天下だけでなく、梅雨の合間の気温が上昇した日や梅雨明けの蒸し暑い日など、体が暑さに慣れていないときにおこりやすいです。
熱中症の症状
分類 |
症状 |
---|---|
軽度 |
めまい、立ちくらみ、筋肉のこむら返り(痛み)、手足がしびれる、気分不快・ぼーっとする |
中等症 |
頭痛、吐き気・嘔吐、体がだるい(倦怠感) |
重症 |
意識がない、呼びかけに対し返事がない、けいれん、まっすぐ歩けない など |
出典:環境省「熱中症~ご存じですか?予防・対処法~」を参考に作成
熱中症かなと思ったら…応急処置が大切!~すばやく体を冷やす!~
【注意!】
- 症状が回復しないときや口から水を飲めない時はすぐに医療機関を受診しましょう
- 医療機関の受診まで、救急車の要請後も冷却は続けましょう
出典:環境省「熱中症環境保健マニュアル2022」
環境省熱中症予防情報サイト「熱中症の対処方法(応急処置)」(外部サイトへリンク)
熱中症予防のポイント
暑さに備えた体を作りましょう
- 「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる程度で毎日30分程度体を動かしましょう。水分・塩分補給は忘れずに無理のない範囲で行いましょう。
- 暑い日が続くと体が次第に暑さに慣れ、暑さに強くなります【暑熱順化】。日頃からウォーキング等で汗をかく習慣を身につけて暑熱順化していると夏の暑さにも適応しやすくなり、熱中症にもかかりにくくなります。
暑さを避けましょう
- 日陰を選んで歩き、こまめに休憩しましょう。
- 天気予報を参考にし、暑い日や時間を避けて外出や行事の日時を検討しましょう。
- すだれや緑のカーテンにより、部屋を日陰にして室温の上昇を抑えましょう。
- 扇風機やエアコンを効果的に使いましょう。※エアコンの設定温度と室内温度は必ずしも一致しないため、場合によっては設定温度を下げる必要がります。温度計を設置し室内温度を適切に保ちましょう。
こまめに水分を補給しましょう
- のどが渇く前に、水分をこまめに補給しましょう。動く前・動いた後にも水分補給をしましょう(一般的に、食事以外に1日当たり1.2Lの水分摂取が目安とされています)。
- 運動時や作業時に大量の汗をかいた時は、スポーツドリンク等で水分とナトリウムを補給しましょう。
【注意!】アルコール飲料は水分を体外に排出しやすくする働きがあるため水分補給になりません。
衣服の工夫
- 通気性や吸湿性のよい衣服を選択しましょう。
- 襟元はゆるめて通気しましょう。
- 外出時は、日傘や帽子を使用しましょう。※帽子は時々はずして、汗の蒸発を促しましょう。
体力や体調を考慮しましょう
- 熱中症の発生には、その日の体調が影響します。風邪や睡眠不足など体調がすぐれないときは熱中症になりやすいため、暑い環境での活動は控えましょう。
熱中症への気づきあい
高齢者や乳幼児などは体温調節機能がうまく働かず、熱中症を起こしやすいため、見守りや声掛けなどを積極的におこないましょう。
熱中症に関わる情報を確認しましょう!
テレビやホームページで暑さ指数(WBGT)を確認
暑さ指数(WBGT)は、「熱中症のなりやすさ」をあらわし、暑さ指数が28℃を超えると熱中症になる方が急増します。テレビやホームページ、LINEアプリなどを活用して、暑さ指数をチェックしましょう。
暑さ指数が高くなる日は、熱中症警戒アラート・熱中症特別警戒アラートが発表されます!発表された日は不要不急の外出を避けましょう。
情報の発信元
健康医療部 健康づくり課 健康づくり推進担当
〒251-0022 藤沢市鵠沼2131番地の1 藤沢市保健所3階
電話番号:0466-50-8430(直通)
ファクス:0466-28-2280