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更新日:2024年4月5日
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藤沢市教育委員会『教育長の窓No.215』
2024年(令和6年)4月5日号教育長の窓No.215
「桜満開の中、令和6年度のスタート!」
今年は暖冬傾向から、桜の開花が早いとの予想でしたが、3月の冷え込みにより開花が遅れ、おかげで入学式は、満開の桜の中で行うことができました。令和6年度が、子どもたちや学校にとって、素晴らしい一年になることを心から願っています。
昨年5月に、新型コロナウイルス感染症が5類相当になり、運動会や体育祭をはじめとした学校行事では、子どもたちの大きな声を出しての活動ができるようになりました。また、地域では、お祭りやレクリエーション大会などの地域行事が復活し、学校教育や社会教育活動が再び盛んになってきたことを嬉しく思います。
そのような中、教育課題に目を向けますと、いじめ防止の取組、深刻な教員不足、部活動の地域移行など、学校教育をとりまく課題は山積しています。今年度、教育委員会では「喫緊の課題」として、次の3つを掲げることとしました。
まず、「不登校児童生徒への対応と支援教育の充実」です。不登校の児童生徒は、年々増加しており、また、その要因については、複雑化・多様化している状況です。また、特別な教育的支援や、日本語指導を必要とする児童生徒も増加しています。教育委員会では、一人ひとりの教育的ニーズに応じた対応や、「学びの場」の環境整備に努めていきます。
次に、「学校適正規模・適正配置の取組と新たな学校施設整備手法の検討」です。一部の学校では児童生徒数が増加し、教室不足が深刻な課題となっています。このため、「藤沢市立学校適正規模・適正配置第1期実施計画」に基づき、今年度から、市内の広範囲で通学区域の見直しに着手していきます。さらに、学校施設の老朽化も課題であり、学校施設再整備をいかにスピードアップしていくか、様々な角度から検討していきます。
そして、「小学校給食の無償化」です。令和6年度の市政方針でも謳われている小学校給食無償化の実施に向けては、課題の洗い出しや整理を行っていく必要があります。それらの課題が解消される目処が立ち次第、なるべく早い時期に実施していきたいと考えています。
その他にも、後回しにできない課題はいくつもあります。そのような時代だからこそ、「笑顔とチームワーク」を大切にしながら、一つひとつの課題に対し、誠実に、丁寧に、教育委員会と学校が一枚岩となって取り組んでいきたいと思っています。
今年度の私の抱負は、「様々な教育課題に対し、組織的な対応で、一つひとつ粘り強く取り組む」ということです。未来を生きる子どもたちの希望を育て、学校にかかわるすべての方々が「笑顔」になれるような学校づくりを、これからも推進してまいりたいと考えております。令和6年度も、保護者のみなさま、地域のみなさまには、ご理解とご協力をお願いいたします。
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