専門電話番号/8時~21時受付
0466-28-1000
窓口混雑状況
ホーム > 下水道の浸水対策について
ここから本文です。
更新日:2020年11月27日
近年、地球温暖化による気候の変化に伴い、全国的に降雨が集中化・激甚化・局所化しており、毎年のように計画を超える降雨が発生し全国各地で水害が発生しています。この状況を受け、国土交通省も対策を講じるべく様々な取り組みを実施しており、全国の都道府県、市町村においても計画降雨におけるハード対策や計画超過降雨におけるソフト対策などの検討が実施されています。
藤沢市では、浸水対策を目的として昭和26年から下水道事業をスタートしており、それ以降、現在まで浸水対策を継続して実施しています。
しかしながら、平成15年、16年、26年などには藤沢市内においても甚大な浸水被害が発生しており、特に、平成26年10月6日に静岡県に上陸した台風18号に伴う豪雨の際には、藤沢市の既往最大降雨の記録を塗り替える77[mm/時間](観測地点:御所見)もの降雨が発生しました。
一方、対策については、科学の進展に伴い色々な技術が発達している状況にあり、机上で降雨時の浸水を想定する浸水シミュレーションを実施し、このシミュレーションを基に対策の検討などを実施しており、この検討に基づき辻堂地区や藤沢地区、鵠沼地区、善行地区において現在までに貯留管を整備し浸水対策を実施しています。
これまでの経過や気候変動などを考慮し、平成23年に策定した「湘南ふじさわ下水道ビジョン」で定めた内容を見直し「藤沢市雨水管理総合計画」を策定することとしており、現在のところ、浸水対策を実施すべき区域や対策内容などを整理し検討しているところです。
なお、水害のうち、河川の氾濫や堤防の決壊に伴う浸水を洪水浸水といい、その想定や対策は河川管理者が行います。一方、下水道管や水路などの能力不足や河川の水位上昇に伴い放流できなくなった場合に発生する浸水を内水浸水といい、その想定や対策は下水道管理者などが行います。
前述のとおり、「湘南ふじさわ下水道ビジョン」で定めた内容を見直し、「藤沢市雨水管理総合計画」を平成30年度から複数年掛けて策定することとしており、現在策定中です。
「藤沢市雨水管理総合計画」では、市内全域を170以上のブロックに分割し、それぞれのブロックにおいてきめ細やかな対策や対応を実施すべく様々な検討を実施しているところです。
対策内容としては主にハード対策を実施することが考えられますが、ブロックごとの地域特性などを考慮しソフト対策も含めた総合的な対策案を令和2年度から検討する予定です。
「内水浸水想定区域図」は、大雨の時に下水道管や水路などがいっぱいになり、河川に排水できずにマンホールや雨水ますなどから溢れて浸水が発生する区域を示した図を言います。一般に、河川の氾濫や堤防の決壊に伴う洪水による浸水想定区域を示した「洪水浸水想定区域図」とは区別して使います。
なお、内水浸水想定区域図に防災情報や避難場所などを表示したものを「内水ハザードマップ」と言います。
藤沢市では、南部処理区(概ね国道1号よりも南側)と白旗川流域(善行地区)における内水浸水想定区域図(浸水深50cm以上のみ)を平成25年度に「ふじさわ防災ナビ~みんなの防災・オーダーメイドの災害対応編~」(「ふじさわ防災ナビについて」ページリンク)に掲載し公表しています。
情報の発信元
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください