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更新日:2026年2月18日
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ジェンダー平等・男女共同参画に関するWeb記事「かがやけ地球」Vol.138(2026年3月発行)
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目次 |
・無意識の思い込みに気づくとき ~ジェンダー平等を考えよう~ の講演を聞いて
・映画紹介
一人ひとりが輝くために ~3月8日は国際女性デー~
§暮らしの中の当たり前
3月8日は国際女性デーです。国際女性デーとは、1900年代初め、女性たちが働く環境の改善や参政権を求めて声を上げたことを背景に、国連が定めた記念日です。現在では、ジェンダー平等について考え、すべての女性が尊厳をもって生きられる社会を目指すとともに、性別にかかわらず、誰もが自分らしく生きられる社会を考える日として、世界各地でさまざまな取り組みが行われています。
ジェンダーに関する課題は、これまで主に女性に向けられてきました。進学や就職、結婚や出産、仕事と家庭の両立など、人生のさまざまな場面で、女性であることを理由に選択を制限されたり、役割を期待されたりすることが、今もなお少なくありません。「女の子だから」「母親だから」といった何気ない言葉や周囲の意識が、知らず知らずのうちに負担となっている場合もあります。こうした状況は、個人の問題ではなく、社会の中で長い時間をかけて形づくられてきたものです。
国際女性デーには、イタリアを中心に、身近な女性へミモザの花を贈る習慣があります。ミモザは春の訪れを告げる花で、「感謝」や「思いやり」「友情」といった花言葉を持ち、女性の尊厳や支え合いの気持ちを象徴しています。この文化は日本にも広がり、3月8日前後には花屋などでミモザのアレンジメントやリースが人気を集めています。女性同士で贈り合ったり、自分自身へのご褒美として購入したりする人も増えています。 この日をきっかけに、女性が置かれてきた立場や身近な「当たり前」を見つめ直してみませんか。その気づきは、女性だけでなく、男性を含めたすべての人が、より生きやすい社会をつくる一歩につながっていくでしょう。
(記事:加藤)

選挙から見える世界と日本のジェンダーギャップ
満25歳以上の男性に衆議院の選挙権を与えた衆議院議員選挙法、いわゆる「普通選挙法」が成立したのは1925(大正14)年。2025年(令和7年)は“普通選挙法100年”の年となります。普通選挙といっても、成立当初は女性の参加が認められてはおらず、女性の参加はそこから約20年後の1946年(昭和21年)の4月の衆議院議員総選挙で初めて選挙へ参加することとなりました。 2026年は女性参政権行使の80年の年となります。 欧米諸国で見てみると、イギリスでは1918年ごろから女性参政権が一部で認められはじめ、1928年には21歳以上のすべての女性に参政権が与えられました。ニュージーランドは1893年に21歳以上の全ての女性に議会選挙で投票が行えるようになり、全ての女性に選挙権を与えた初めての自治政府を持つ国となりました。 かつて、「普通選挙の実現」を歴史として習ったことを現代社会における大きな進歩として のみ理解していたこと、自身のジェンダーへの理解の曖昧さや偏見の存在を痛感しました。 このことは、ジェンダー平等への社会の理解を促していく上で、過去に習ってきた教育や体験、無意識な思い込みの中で必然的に植え付けられてきたものかもしれません。
今年、発表された日本のジェンダーギャップ指数は148か国中118位。順位を見ても、日本は低い順位にいます。日本は「教育」と「健康」の値は世界トップクラスの水準ですが、「政治」、「経済」の値が低いのが分かります。昨年、高市早苗議員が初の女性内閣総理大臣となったことをきっかけに、少しでもジェンダーギャップ指数が高まることが望まれます。 (内閣府・男女共同参画局HPより参照)
(記事:前田)
無意識の思い込みに気づくとき~ジェンダー平等を考えよう~ の講演を聞いて
「ジェンダー平等」という言葉は知っている。けれど、自分はそれについて何をどこまで理解しているのだろう。そんな疑問が、今回の講演会を受講したきっかけでした。
§無意識に刷り込まれたイメージとバイアス
講演の中で印象に残ったのは「医師」という言葉から連想する人物像の話です。講師が画像検索の結果を示すと、年配の男性の写真やイラストが多く並んでいました。固定観念や差別はいけないと理解していても、社会の無意識のイメージは簡単には消えないのだと実感しました。 講師は、ジェンダーとは社会や文化によって形づくられた「男らしさ」「女らしさ」への期待や役割であり、ジェンダーバイアスはそれを当然と捉えてしまう思い込みだと話します。こうしたバイアスは、自覚のないまま人の選択肢を狭めてしまうという言葉が心に残りました。
§何気ない言葉や選択が次の世代へつながっていく
講演を聞きながら、知り合いの高齢女性が息子に向けて「男の子だから、お母さんと妹を守るんだよ」と話した場面を思い出しました。悪意のない、愛情から出た言葉。それでも、こうした一言一言が、次世代を担う子どもたちの意識や役割感に影響を与えているのかもしれません。 我が家では、息子は青を好み、娘はピンクを好みます。一見すると子どもの意思に感じますが、その背景には社会の空気や大人の影響が重なっている可能性があります。 「わかっているつもり」では変わらない。今回の講演会は、自分の中の無意識に目を向け、日常の選択を問い直す大切さを教えてくれました。ジェンダー平等は、特別な誰かの話ではなく、私たち一人ひとりの暮らしの中にあるテーマなのだと、改めて感じています。
(記事:宮川)
映画紹介 ~映画『ブルーボーイ事件』~
§幸せか不幸か
1960年代、性転換手術(現在の名称は「性別適合手術」)を受けた「ブルーボーイ」と呼ばれる人たちがいました。その中には、戸籍は男性のまま売春行為をする者もいましたが、その人たちは売春防止法の対象外にありました。頭を悩ませた警察は、当時の優生保護法(現在の名称は「母体保護法」)に違反するとして、手術の執刀医を逮捕しました。そして、長い年月をかけて「性別適合手術」が違法か合法かを裁判で争うこととなり、証人として、実際に手術を受けた人たちが出廷し証言台に立ちました。 これは本当にあった裁判の話です。また、この映画には監督の強い思いから「当事者によるキャスティング」が実現されました。裁判では、ある人物の「幸せか不幸か」が争点となり、長い間の議論になったそうです。 東京オリンピックだ、大阪万博だ、と日本中が楽しそうに騒いでいた頃の事件です。再びの東京オリンピックと大阪万博で沸いた現在はこの事件当時と何が変わったでしょうか??
この映画は、公開時期が様々ではありますが、約100もの映画館で公開をされました。長い期間の上映ではなかったかもしれません。しかし、これからでも多くの人に観てもらいたい。と映画を観終わりそう感じました。
(記事:尾澤)

製作年:2025年 製作国:日本 時間:106分 監督:飯塚花笑
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