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更新日:2025年4月25日
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光化学スモッグによる被害の防止について
自動車や工場から排出される窒素酸化物(NOx)、揮発性有機化合物(VOC)を主体とする汚染物質が、太陽の紫外線を受けて光化学反応により、オゾン等の二次的な汚染物質(光化学オキシダント)を生成し、空が白いモヤのかかったような状態のことを「光化学スモッグ」といいます。春から秋にかけて日差しが強く、気温が高く、風が弱い日には光化学オキシダント濃度が高くなり、光化学スモッグが発生しやすくなります。
光化学スモッグの情報
光化学スモッグについて
どの様な被害が発生するか
光化学スモッグの影響を受けると、体に次のような症状があらわれます。
- 眼科系の症状(目がチカチカする、目が痛い、涙が出るなど)
- 呼吸器系の症状(のどが痛む、せきがでる、息苦しいなど)
- その他の症状(頭痛、吐き気など)
症状の大部分は比較的軽症の一過性のものですが、まれに翌日まで残ることもあります。症状の発生場所は屋外がほとんどですが、まれに屋内での被害も報告されています。重い症状を訴えるのは、多くの場合、屋外での運動中または水泳後の被害です。また同じ状況であっても、個人差もあります。特に被害を受けやすいのは、眼疾患、呼吸器系疾患、甲状腺機能亢進症及びアレルギー体質等の子供です。
光化学スモッグ注意報等が発令される時
神奈川県では、4月から10月までの光化学スモッグ緊急時措置の実施期間、光化学オキシダント濃度が高くなり、光化学大気汚染緊急時措置の発令基準を満たすと認められる場合、光化学スモッグ注意報等を発令しています。
なお、発令は発令地域区分ごとに行われ、本市は湘南地域(葉山町・逗子市・鎌倉市・藤沢市・茅ヶ崎市・寒川町・平塚市・大磯町・二宮町)に属します。
発令区分 |
発令基準 |
---|---|
注意報 |
光化学オキシダント濃度の1時間値が0.12ppm以上となり、気象条件からみて、その状態が継続すると認められるとき |
警報 |
光化学オキシダント濃度の1時間値が0.24ppm以上となり、気象条件からみて、その状態が継続すると認められるとき |
重大緊急時警報 |
光化学オキシダント濃度の1時間値が0.4ppm以上となり、気象条件からみて、その状態が継続すると認められるとき |
前日予報 (前日午後5時) |
翌日の気象条件などからみて、光化学オキシダント濃度が注意報の発令基準の程度になると予測したとき(前日午後5時発表) |
当日予報 (当日午前10時) |
当日の気象条件などからみて、光化学オキシダント濃度が注意報の発令基準の程度になると予測したとき(当日午前10時発表) |
光化学スモッグ注意報等が発令されたときの対応
神奈川県と連携しながら、光化学スモッグが発生すると予測された場合や注意報等が発令された場合には、窒素酸化物の発生源である工場・事業場及び廃棄物焼却炉に対して燃料使用量等の削減措置を要請しています。また、藤沢市では健康被害未然防止のために光化学スモッグ注意報が発令された場合には、市民の皆様へ防災行政無線の放送、防災インフォメーション(市ホームページ)の掲載やメールマガジン及びツイッターの配信も併せて行っています。また、レディオ湘南やジェイコム湘南にも放送をお願いしています。
最新の情報については、次のテレホンサービスやインターネット等からも確認することができます。
テレホンサービス 050-5306-2687
神奈川県WEBページ 光化学スモッグ発令状況(外部サイトへリンク)
市民の方々へのお願い
光化学スモッグ注意報が発令された場合
- 当日体調の悪い子供は室内で休ませてください。
- 水泳などの屋外での過激な運動はなるべく中止をしてください。
- 風向きを考えて窓を閉めましょう。(熱中症には気をつけてください)
- 急ぎでない自動車の運転は控えてください。
子供達に被害が発生した場合
- 屋外での運動をすべて中止し、うがいや洗眼をし、室内に入れましょう。
- 風向きを考慮し、窓を閉めましょう。
- 症状が速やかに改善されない場合には、医師の手当を受けさせてください。
- 被害を受けた子供達が心理的な影響を受けないように充分に配慮してください。
なお、被害が発生した場合には、次の連絡事項を環境保全課まで連絡をお願いします。
- 被害発生の時間、場所
- 被害を受けた人(学年、人数など)
- 被害発生の具体的な状況及び症状(目・のどの刺激など)
- 処置の状況
リンク
情報の発信元
環境部 環境保全課
〒251-8601 藤沢市朝日町1番地の1 本庁舎8階
電話番号:0466-50-3519(直通)
ファクス:0466-50-8418