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更新日:2025年6月12日
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麻しん(はしか)患者の発生について
2025年(令和7年)6月11日、藤沢市内の医療機関から保健所に、麻しんと診断された患者の届け出がありました。それを受けて、遺伝子検査を実施したところ、同日に麻しん陽性であることが確定しました。感染経路については、現在調査中です。
また、保健所が患者の行動や接触者について調査したところ、周囲に感染させる可能性のある時期に利用した施設があることが判明しました。
不特定多数の方と接触している可能性が否定できないため、広く情報提供します。
なお、本市での麻しん患者の発生は、2019年(令和元年)6月以来、6年ぶりとなります。
患者の概要
- 年代、性別:20代、女性
- 発症日:2025年(令和7年)6月7日(土曜日)
- 主な症状:発熱、発疹、鼻汁
- 予防接種歴:あり(2回)
- 海外渡航歴:なし
周囲に感染させる可能性のある期間に患者が利用した施設
日付 | 滞在時間 | 利用施設 |
6月6日(金曜日) | 午後12時30分から午後1時30分頃まで | マカロニ市場 藤沢店 |
午後2時から午後4時頃まで | テラスモール湘南 | |
6月8日(日曜日) | 午後8時15分から午後8時45分頃まで | テラスモール湘南 |
- 上記日時に当該施設を利用された方で、利用日から3週間(21日間)の間に、発熱や発疹等、麻しんを疑う症状が現れた場合は、事前に医療機関に連絡の上、麻しんの疑いがあることを伝え、指示に従い受診してください。
- 各施設への直接のお問い合わせはお控えください。個人情報保護の観点から患者やその家族・関係者等が特定されないよう、また、施設に対する風評被害がないよう特段のご配慮をお願いします。
市民の皆様へ
麻しんについて
- 麻しんの潜伏期間は、約10日から12日(最大21日間)で、麻しん患者と接触した場合には、接触後3週間(21日間)注意が必要です。
- 感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。発熱が約2日から3日間続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。
- 感染経路は空気感染、飛沫感染、接触感染で、感染力は非常に強く、発症した人が周囲に感染させる期間は、症状が出現する1日前から発疹出現後4日目から5日目くらいまでとされています。
- 麻しんは、予防接種で防げる病気であり、ワクチン接種は個人でできる最も有効な予防方法です。麻しんの定期予防接種(第1期:1歳児、第2期:小学校就学前の1年間)をまだ受けていない方は、かかりつけ医に相談し、早めに予防接種を受けましょう。
詳しくは市HPの「麻しん(はしか)」をご確認ください。
医療機関の皆様へ
- 発熱や発疹を呈する患者が受診した際は、麻しんの予防接種歴や海外渡航歴の確認等、麻しんの発生を意識した診療を行うとともに、臨床症状等から麻しんと診断した場合には、速やかに保健所に発生届及び検体の提出をお願いします。
- 患者(疑い含む)は個室管理を行う等、麻しんの感染力の強さを踏まえた院内感染対策の実施についてもお願いします。
(参考)麻しん発生状況(検査確定例)
令和3年 | 令和4年 | 令和5年 | 令和6年 | 令和7年 | |
藤沢市 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 ※1 |
全国 | 6 | 6 | 28 | 45 ※2 | 129 ※3 |
※1 2025年(令和7年)6月12日時点の数値
藤沢市では2019年(令和元年)以来の発生
※2 暫定値
※3 2025年(令和7年)6月1日時点の数値(国立健康危機管理研究機構)
プレスリリース資料
プレスリリース資料はこちら(PDF:174KB)
情報の発信元
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