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更新日:2019年10月11日
2015年(平成27年)8月 教育長の窓 No.131
『「読んで 知って 行動へ」 ~藤沢市子どもをいじめから守る条例~』
8月を迎えました。夏休みも残り一ヶ月になります。蝉しぐれの中、子どもたちは計画に沿って夏休みを過ごしていることと思います。事故なく、けがなく、9月が迎えられますようにと願うばかりです。
さて、藤沢市では、この4月に「藤沢市子どもをいじめから守る条例」を制定いたしました。この条例は、藤沢市がいじめを許さない文化と風土をつくることを目標として、市全体で力をあわせて、子どもの人権を侵害するいじめのない社会の実現を目指すものです。
全10条からなる条例を、市民のみなさまや子どもたち、保護者のみなさまに、ぜひお読みいただき条例の趣旨を知って、それぞれの立場で「いじめ防止」への行動につなげていただきたいと願っております。
そのために、藤沢市企画政策部人権男女共同参画課が市民向けのリーフレットを作成いたしました。教育委員会では、子どもたちにも条例が理解できるように、児童生徒向けのリーフレットを3種類(小学校低学年用、小学校高学年用、中学生用)作成し、各学校を通して配布いたしました。巻末には全文が掲載してありますので、各ご家庭等でこの夏休み中に子どもたちとともに読み合わせをし、「いじめ防止」のためにできることを話し合っていただければ幸いです。
特に第4条については、子どもたちに常に心がけてほしいことを「子どもの心がけ」として、次のように規定しております。
「自分を大切にしましょう。」
「他(ほか)の人を思いやり、大切にしましょう。」
「いじめを受けたとき、又はいじめを見たり聞いたりしたときは、一人で悩まずに、家族、友だち、学校、市、関係機関等に相談しましょう。」
このことは、子どもたちに「まずは、自分を大切にいとおしんでください、そして、自分の周りにいる友だちも大切にいとおしんでください」という願いが込められています。また、その子どもたちを支える周囲の大人たちに対しても「子どもたちのえがおあふれる藤沢となるために、市民全体で子どもたちを温かく見守るとともに、未来の藤沢を支える存在として、よりよく子どもたちを成長させていきましょう」という願いが込められています。
藤沢市では、すべての子どもたちが、いじめで苦しむことがあってはならないという思いのもと、「すべての子どもたちをいじめから守る」と決意して、条例を制定したことと併せて、子どもたちも自分や他の人を守る気持ちを大切にするよう伝えていただければと思います。
残り一ヶ月の夏休みを終え、各学校に子どもたちの元気な声がもどり、「いじめのない学校生活」を過ごすことができるよう、教育委員会も努めて参ります。
保護者のみなさま、地域のみなさまも「いじめ防止」につきまして、ご支援ご協力をよろしくお願いいたします。
•『藤沢市子どもをいじめから守る条例』のホームページへのリンク
「藤沢市子どもをいじめから守る条例」を制定しました!(2015年4月1日施行)
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